仕事に疲れ辞めたい教師が増えている! 教師のマインドタフネスを高めるレジリエンスとは?

ストレス社会で毎日ストレスにさらされ心痛めて心が折れ、職場をやめたり、命を落とす人を一人でもなくしたいという思いから、強いストレスにさらされても心折れることなく、柔軟でしなやかな心をつくる企業研修・セミナー・レジリエンス教育(小・中・高・大学生)・レジリエンストレーニングを行っているレジリエンストレーナーの長沢です。

安定した仕事と言われる教師の仕事。でも最近は、先生たちの中で教師の仕事に疲れて、辞めたいという人が増えています。せっかく夢と希望を持って難関の教員採用試験をくぐり抜けて念願の教師になったのに、なぜ辞めたがる教師が増えるのでしょう。

そこで今日はそんな先生たちにレジリエンストレーナーとしてできるアドバイスを教師に必要なレジリエンス力ってなんだろうかという視点から書きました。参考になれば嬉しいです。

教師を辞めたくなる理由とは

僕も、長く教師をやってきたので辞めたくなる気持ちはよ~くわかります。僕も一度ならず辞めたいと考えたことはあります。多分、あなたからみてどんなんに立派に見える教師でも一度は辞めたいと考えた経験があるはずです。一度も考えたことがないという教師はいないはずです。もしいたとしたら、逆に教師という仕事を考え違いしているのではないかと思います。それぐらい教師という仕事はやりがいのあるけれど、責任も大きい仕事なのです。

そこで誰もが一度は教師の仕事を辞めたいと思う原因を考えてみました。一般的にいわれていることですが改めて確認しますね。あなたは どんな悩みを抱えていますか。一つではないよね。複合的だとは思うけれど整理すると概ね次のようになると思います。

  • 指導困難な児童生徒の対応
  • 保護者対応
  • 職場の人間関係
  • 長時間労働

指導困難な児童生徒の対応

指導困難な子供の指導が上手くいかず、学級が崩壊状態になったりするケースがあります。

現代は、大きな環境の変化によって、集中力が続かない子、耐性の弱い子、自己中な子が増えていますよね。それに加え、いわゆる発達障害や虐待児などの生きにくさを抱えた子供達が学校生活に適応できなくて不適応症状を起こすケースも増えています。

こういった指導困難な子どもたちの指導と対応に悩んでいる教師はとても多いですね。

保護者対応

自分の子供のことを気にしない保護者はいないことは知っていても、自分の子供のことしか見えず、きつい言葉で詰め寄られると辛いですよね。時には、単に学校やあなたに文句を言いたいだけで、学校に押しかけたり、夜中に長電話をしてきたりする常識はずれの保護者がいる場合もあります。僕も教員時代、相談活動でそのようなケースを担当したことが何度かありました。朝方まで話したこともありました。

職場の人間関係

正直に言うとどんなに仕事が忙しくても、子供の指導が大変で子供を嫌いになりそうになっても、これらの困難は、先生たちは乗り越えられるのです。でも、これは辛いです。僕の経験から言うと、こころ折れたり、先生を辞めるケースはここが原因のことが多いです。

いろいろな悩みを相談できる同僚や管理職がいない職場、相談しても具体的な支援はなく、モラハラ・パワハラ・セクハラまがい。意地悪。意見対立。

教師自信も疲れ、周りに厳しく当たる人が増えていますね。職場が殺伐としているところが多いです。

長時間労働

もうすっかり教師の仕事のブラック化は有名です。雑務が多く、明日の授業の準備は夜中になってしまうなんてことはもう常態化していますよね。僕も、教員時代は朝6:30出勤、22時に帰れたら早い!みたいな過ごし方をしていました。ただこれは、単に教員の数を増やせばいいという問題ではないのです。おそらく、教員を増員してもほとんど変わることはないです。

教師のメンタルタフネスを高めるレジリエンス

 

大変だけれどやりがいのある教師という仕事を続けていくために、最近の教師教育研究の知見を参考に、教師が身につけておきたい教師のためのレジリエンス力を考えてみました。

  • 同僚性
  • 楽観性
  • モデルの存在
  • 自律性
  • 自己効力感

同僚性

これは僕が現役のときからづ~っと言い続けてきたことでもあるのですが、レジリエンスマッスルとしては、「I HAVE~」。自分には頼りになる人がいるというソーシャルサーポート力に当たります。

困ったり悩んだときに相談できる同僚の存在があることが重要です。僕が教員生活を全うできたのはこの力が大きかったと、今振り返れば思います。特に『自分を支持してくれる仲間がいた』ことが大きかったです。

モデル

レジリエンスマッスルでは「I HAVE~」。自分が教師になりたいと思ったきっかけをくれた先生や自分がこうなりたいと思える憧れの先生の存在。本からの教師像でもいいのです。

自分がめざす、こうなりたいと考える存在があることがとても重要です。

楽観性

レジリエンスマッスルでは「I LIKE~」。ポジティブ感情に当たります。

嫌なことや心配なことを引きずらないための好きな活動や好きなもの・ことを持ち、ネガティブな感情を引きずらないことが大切です。ユーモアのセンスも必要なことですよ。

自律性

レジリエンスマッスルでは、「I AM ~」。自分の強みや弱みを知って自分なりに行動できる力で、自尊感情に関する部分です。

自分に自信を持って取り組みことや自分の行動・感情を制御できるが大切になります。

自己効力感

レジリエンスマッスルは、「I CAN ~」。自分にはできるという自己効力感が持てることです。

新しい指導方法に積極的に取り組んだり、目標に向かって努力する気持ちを持ち続けることや教室環境を自分なりに作ったり、子供の変化に敏感に気付く事ができたりすることが大事です。

 

まずは落ち着こう 次の質問に答えてみて

辛くて苦しくって、教師を辞めることしか考えられないあなた 次の質問に答えてからもう一度考えよ!

  • あなたは どうして教師を志したの?その時の気持ちは?
  • あなたは 教師という仕事を選んでいなかったとしたらどんな未来が待っていた?
  • 実際に教師の仕事をやってみてどうだった?
  • あなたは、本当はどうしたい?

誰かに相談してみるのもいいよ。誰もいなかったら、思い切って僕のところに連絡してください。

まとめ

 

それでも辞めたいという気持ちがかわらないなら 決して悪いことではないよ。

でも、まず相談しよう!待ってるよ。

企業経営者の方、企業役員の方、社員のみなさん、学校の先生。

みんな社会の変化に対応するための努力をしています。そして、毎日毎日、大きなストレスと戦っています。

今は、時代の変化に対応した経営方針を立て、同時に、働く人たちのストレスを軽減しながら働きやすい職場を作り、生きがいを持って働ける環境作りが企業経営者には求められています。

また、ブラック企業と言われて久しい学校で自分たちの命と心が限界に達しようとしていても、厳しい社会にでたときに心痛めず頑張れる生徒を育てたいと奮闘されている先生たちがいます。

僕は、レジリエンストレーナーとして、ストレス社会で毎日ストレスにさらされ心痛め、心が折れ職場をやめたり、命を落とす人を一人でもなくしたいという思いから、強いストレスにさらされても心折れることなく、柔軟でしなやかな心をつくる手助けをしています。

その目的のために、

  • 企業の方には、レジリエンストレーニングを基にした企業研修(経営者のための研修、役員のための研修、社員・新人のための研修)を行っています。
  • 個人の方にはレジリエンストレーニングを行っています。
  • 学校の方には、小・中・高生対象のレジリエンス教育研修、教師・学校向けのレジリエンス教育研修を行っています。

 

逆境に強く、試練を乗り越えることができるレジリエンス力は現代社会において大切な生きる力です。

 

  • なにか良い企業研修がないか探している
  • 毎日の生活で自分ではどうしようもないストレスを感じている
  • 子どもたちのレジリエンス力を高めたい

などお悩みでしたら、ぜひ連絡ください。

無料相談をしています。

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