ストレス社会で毎日ストレスにさらされ心痛めて心が折れ、職場をやめたり、命を落とす人を一人でもなくしたいという思いから、強いストレスにさらされても心折れることなく、柔軟でしなやかな心をつくる企業研修・セミナー・レジリエンス教育(小・中・高・大学生)・レジリエンストレーニングを行っているレジリエンストレーナーの長沢です。
大学には多数の発達障害や精神に困難を抱えた学生が在籍するようになりました。そういった学生に、大学側でも支援方法を工夫していますよね。
今日は、レジリエンストレーナーの立場から、発達障害学生の支援方法の一つとして学生につけたいレジリエンス力を高める要因について書きます。
お役に立てると嬉しいです。
発達障害大学生の併存しやすい二次障害
発達障害では「困難で脅威的な状況にさらされやすく失敗体験や不全感を積み重ねやすい」(岡本など)そのため、二次障害を抱えやすいとの研究報告があります。
大学なんかは特に、それまでの小・中・高とは違い自由な環境です。それが、逆に、発達障害を持つ学生には、制約がなくなり安心が得られないと感じさせる環境とも言えるんです。また、大学生活で経験するレポートや論文、人間関係、就職活動は大きな挫折感の契機となります。
発達障害学生に併存する二次障害の調査では、最も多かったのが「気分障害」ついで「不安障害」だそうです。
二次障害を予防や回復に役立つレジリエンス力の要因とは
様々な研究結果から分かってきた、二次障害や不適応の予防に役立つ可能性が示唆されているレジリエンス要因は、
- 保護者や教員、友人のサポート(レジリエンス筋肉で言うところのソーシャルサポートですね)
- 障害の自覚
- 没頭できる活動
- 人間関係も求めたり人が好きということ
が挙げられています。
具体的な支援としては、
- 友人とのサポート環境を整えること
- 趣味、自分にあったサークル
などがポイントとなるそうです。
発達障害に二次障害が加わると社会的な機能の低下が見られたり、予後に影響が出るとの指摘もあるので、予防はとても大切です。そのために、トラブルや不適応などの困難への対処だけではなく個人とその関係の中でレジリエンス力を高めていくことも大切だということが考えられるようになってきました。
まとめ
大学に在籍する発達障害学生が、大学生活で困難に直面し二次障害を併存させないためにレジリエンス力を高めることも有効だよということが分かってきました。
大学生活で有効なレジリエンス力の要因というのは、サポート力です。保護者や教員のサポートも大事ですが、その中でも特に友人とのサポート関係が重要だということです。
そのほかには、
- 障害の自覚
- サークルや趣味などの没頭できる活動を持つ
ことが指摘されました。
簡単ですが、今日はここまで。お役に立てると嬉しいです。
企業経営者の方、企業役員の方、社員のみなさん、学校の先生。
みんな社会の変化に対応するための努力をしています。そして、毎日毎日、大きなストレスと戦っています。
今は、時代の変化に対応した経営方針を立て、同時に、働く人たちのストレスを軽減しながら働きやすい職場を作り、生きがいを持って働ける環境作りが企業経営者には求められています。
また、ブラック企業と言われて久しい学校で自分たちの命と心が限界に達しようとしていても、厳しい社会にでたときに心痛めず頑張れる生徒を育てたいと奮闘されている先生たちがいます。
僕は、レジリエンストレーナーとして、ストレス社会で毎日ストレスにさらされ心痛め、心が折れ職場をやめたり、命を落とす人を一人でもなくしたいという思いから、強いストレスにさらされても心折れることなく、柔軟でしなやかな心をつくる手助けをしています。
その目的のために、
- 企業の方には、レジリエンストレーニングを基にした企業研修(経営者のための研修、役員のための研修、社員・新人のための研修)を行っています。
- 個人の方にはレジリエンストレーニングを行っています。
- 学校の方には、小・中・高生対象のレジリエンス教育研修、教師・学校向けのレジリエンス教育研修を行っています。
逆境に強く、試練を乗り越えることができるレジリエンス力は現代社会において大切な生きる力です。
- なにか良い企業研修がないか探している
- 毎日の生活で自分ではどうしようもないストレスを感じている
- 子どもたちのレジリエンス力を高めたい
などお悩みでしたら、ぜひ連絡ください。
無料相談をしています。