成功の第一歩はコントロール感覚

結果重視の現代社会では、学校や職場では、ついつい性急に背伸びしてしまいがちですよね。

その結果、

ストレスも仕事も、自分の能力が追いつかないほどの勢いでたまっていってしまいます。

今日は、そうなったときの脱出法とそうならないための方法について書いていきます。

こんにちは、ポジティブな生き方で、人生も仕事も充実させ、幸せと成功へと導くメンタルトレーナーの長沢です。

今日、新しい気付きや心動くこと見つけましたか?

自分の強みを生かしながら、モチベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるサポートをしています。

さて、今日は、僕が様々な心理学的な実験結果から得た成功の法則の一つ「シャワーヘッド理論」について書いていきます。

最後まで読むと、仕事や生活でなかなかうまくいってないという思いやいらだち・ストレスの原因と解決方法をつかむことができます。

そして、その結果大きな成果につなげることができます。

ぜひ参考にしてくださいね。

ではどうぞ。

シャワーヘッド理論とは

仕事や生活で成功するためには「コントロール感覚」が必要です。

しかし、現代のように結果重視で、求められることが性急で莫大であると、多くの人は、この「コントロール感覚」が一番先になくなってしまいます。

そのため、うまくいかないことに対して、イライラしたりストレスを感じたりするようになり、その結果無力感に苛まれたりします。

 

そんなときにシャワーヘッド理論が役に立ちます。

「シャワーヘッド理論」とは、様々な心理学的な実験成果を、成功法則の観点から整理したものを僕がそう呼んでいるものです。

 

 

シャワーヘッドを思い浮かべてください。

シャワーヘッドは小さな穴がたくさんありますね。

蛇口をひねると、この小さな穴から勢いよく水が出ます。

シャワーヘッドがないと、ホースの先から出る水は、シャワーほど強く集中して出ませんよね。

水の出るところを小さくすると、水圧が集中するので強く、そしてより遠くへ水を飛ばすことができるんですよね。成功の法則も同じです。

この小さな穴を作ることで、コントロール感覚をつかむことができるようになるんです。

では、次にこのシャワーヘッド理論と「コントロール感覚」がどうつながるのかについてお話します。

成功とコントロール感覚の関係

「コントロール感覚」と言うのは、仕事や生活において、自分が主人公であるという感覚のことです。

この感覚は、幸福と成功をもたらす最も大きな推進力だということが、様々なデータから明らかになっています。

例えば、

コントローく感覚の高い学生は、成績を向上させ、やりたい仕事を追求するモチベーションに上がります。

社会人の場合でも、業績向上、仕事に対する満足感があるということがわかっています。

面白いのは、個のコントロール感覚というのは、実際にどれだけコントロールできるかという事ではなく、どのくらいコントロールできると思っているか

に関係するということなんです。

もう少しわかりやすく言うと、

自分の行動が結果に直接関係しているという感覚や信念みたいなものを持っている人ということです。

これは、例えば、大きな仕事で失敗したとき、

  • コントロール感覚の低い人は失敗を誰かの責任にしたり、自分の不幸を嘆いたりなど、責任転嫁をしやすくなりますが、
  • コントロール感覚の高い人は、失敗の原因を探り、自分のいたらなかったところを改善しようとします。

自分の行動がすべてを決めるという感覚や直接関わったという感覚がある人は、努力をしますし、それがうまく行ったときには、とても自信がつきます。

このコントロール感覚が身につけば、ストレスが減り、健康でいることができます。

これは仕事でも生活でもすべての面で言えることで、人生をコントロールするのは自分だという信念がある人は、学校や仕事でも成績が良く、信頼も厚く、幸福度も高いでしょう。

でも、最初に書いたように現代のように結果重視の環境では、ついつい背伸びをしがちです。その結果、仕事が溜まったりストレスが溜まったりしていきます。

そして、この「コントロール感覚」が、真っ先に失われてしまいます。

そうなったときに、「シャワーヘッド理論」です。

コントロール感覚を取り戻す方法

コントロール感覚を失ったときにやらなければならないことが、「シャワーヘッド理論」の実践です。

まずは小さな穴に集中して努力したことが、結果として成果が上がるということを確認することです。そうすることで、コントロール感覚を取り戻していくことが可能になります。

一番最初は自己コントロールから

失われたコントロール感覚で、まず最初に取り戻すべき感覚は、「自己コントロール感覚」です。

自分に対する信頼と自信を取り戻すことなく、他の感覚を取り戻すことはできません。

自己コントロール感覚を取り戻す方法

最も早く自己コントロール感覚を取り戻す方法は、実験結果からすでに明らかになっていますよ。

それは、自分の気持ちを認識して、言葉で表現するということです。

これは言語情報がネガティブな感情を鎮め、気分が改善され決断力が高まるとうことがわかっているからです。

自分自身をスキャンして、感じているストレスや無力感を日記に書いたり、親しい人に話したりすることでコントロール感覚を取り戻すことができます。

全体をシャワーヘッド化する

自己コントロール感覚が戻ったら次にするべきことは、全体のうちで、自分で対処しコントロールできる部分と自分ではどうしようもないことを見極めることです。

そして、自分で対処し、コントロールできそうなことを、シャワーヘッド化、つまり達成できそうな小さな目標を決め、へネルギーと努力をその一点に集中させるようにします。

簡単なものから一つずつ取り組んでいきましょう。そして、少しずつ取り組む範囲を広げていってください。

必ずコントロール感覚が取り戻せますよ。

まとめ

どんなことも小さなことの積み重ねです。

ただ残念なことに、ずっと成果を上げ続けた人たちの中にはこのような考え方を理解できない人もいます。

でも、フルマラソンをいきなり走る人はいませんよね。

まずは、フルマラソンを走り切るだけの体力、脚力をつけるトレーニングから始めなければ絶対に完走はできません。

眼の前のとてつもなく巨大な課題も、シャワーヘッドのような小さな穴に整理することで、解決することができます。

具体的で有名な例を一つ上げます。

犯罪が多発していたニューヨーク市で、犯罪件数が激減しました。

その時用いられた方法もこの考え方です。

このニューヨーク市が用いた方法は、「割れ窓理論」としてすっかり有名になりました。

ニューヨーク市でまず最初に取り組んだのは、地下鉄の窓を直し、落書きを消すことからはじめました。次第に路線を広げ、すべての電車をきれいにしました。そうすると、地下鉄内の犯罪、暴力、強盗等々が急激に減り始めたのです。更に市内全体へと広げていった結果、ニューヨーク市内全体の犯罪率は激減しました。

 

どうですか。試してみませんか?

 

ではまた。

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