サッカーワールドカップ直前の監督交代や練習試合での成績が振るわなかったことなどから評価があまり高くなかったサッカー日本代表チーム。しかし予想を見事に覆しレジリエンス高い戦い方をしました。
その日本代表を長くキャプテンとして牽引してきた長谷部選手の引退表明を受けてインタビューに答えた吉田麻也選手が大きな感動を呼びましたね。その吉田麻也選手が、本を出版しました。
その本が、レジリエンスの本として大変良く書かれているのでお絶対におすすめします。ここでは少しだけ本について紹介します。
本のタイトル『吉田麻也 レジリエンスー負けない力』
タイトル:『吉田麻也 レジリエンスー負けない力』
著 者:吉田麻也
出版社 :ハーパーコリンズ・ジャパン
出版年 :2018年6月
価 格:1.400円(税別)
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『吉田麻也 レジリエンスー負けない力』にみるレジリエンスを支える8つの力
レジリエンスというのは、もともとは「回復力」という意味です。心理学や教育などで使うときには、その捉え方が多様なため、自分なりの言葉で定義されることが多くあります。
例えば、レジリエンストレナーの僕は、レジリエンスを説明するときには、「しなやかな心」「柔軟な心」という言い方をしています。
吉田麻也選手は、自分が様々な逆境を乗り越えてきた力としてレジリエンスを「負けない力」と定義付けしています。そして、レジリエンスを支える要素として吉田麻也選手は、次の8つの力を上げています。
- 弟力
- 英語力
- 選択力
- アジャスト力
- スルー力
- 反発力
- リスペクト力
- バランス力
レジリエンスを鍛えるためには4つの面から鍛える必要があるとされています。
吉田麻也選手は8つの力が自分のレジリエンスを高めてきたことを理解してるんですね。素晴らしいですね。
吉田麻也選手のレジリエンス-負けない力を支える8つの力の詳しい内容はここではふれません。ネタバレになっちゃいますからね。でも、レジリエンスはあなたの中にもすでにある力なんですよ。使わなかったら弱くなるし、逆に毎日使って鍛えれば強くもなるんです。以下を読んでレジリエンスを鍛える4つの力を鍛えてみませんか?
吉田麻也選手の8つのレジリエンス力はこんな力です
レジリエンツを高める4つの力というのは
- ソーシャルサポートの力=信頼できる人や助けになってくれる人を持つこと
- 自己効力感=自分に対する自信や信頼感を持つこと
- 自尊感情=自分の強みや弱さがわかるということ
- ポジティブ感情=好きなことや好きなものがあること
です。
吉田麻也選手の8つの力をこの4つの面に当てはめてみると
ソーシャルサポートの力=弟力・リスペクト力
自己効力感=英語力・選択力・反発力
自尊感情=アジャスト力
ポジティブ感情=スルー力・バランス力
となって、とてもバランスが取れていることがわかります。
吉田麻也選手は、サッカー選手としては決してエリートではなかったと言っています。だからこそ毎日逆境の中で自分を見つめながら、レジリエンスを鍛えてきたことがこのバランス感覚からも伺えますね。
また、本の中では、自分の強みとして「夢中に慣れる」とも書いています。しっかりと自分の強みも捉えています。
まとめ
今回のサッカーワールドカップは日本代表には逆風が吹いていました。しかし、そんな逆風を物ともせずに決勝トーナメントまで進んだ日本代表のレジリエンス力の高い戦いには感動しました。
今回はそのチームの一員としてワールドカップを戦った吉田麻也選手が書いた本を紹介しました。
この本の中で、吉田麻也選手は決して、サッカーエリートではなかった自分が、数々の逆境を負けないで乗り越えられた力を8つ上げてい上げています。
- 弟力
- 英語力
- 選択力
- アジャスト力
- スルー力
- 反発力
- リスペクト力
- バランス力
レジリエンスは、誰でも持っています。毎日使って訓練すれば、レジリエンスをうまく使えるようになり、困ったときや逆境のときに役に立ちます。
この吉田麻也選手が書いた『吉田麻也レジリエンスー負けないちから』は、レジリエンスのことをわかりやすく自分の言葉で書いていていて、とても素晴らしい本だと思います。おすすめします。