遅ればせながら「ワンダー君は太陽」を観てきました。すでに世界中で大ヒットしている映画なので観た方も多いかと思います。もしまだ観ていないという方がいればぜひ観ることをおすすめします。映画で設定されている「遺伝子の疾患」と日本のその当事者が活躍している様子も紹介しました。
映画タイトルとあらすじ
タイトル:ワンダー君は太陽
監督脚本:スティーヴン・チョボスキー
出 演:ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン、ジェイコブ・トレンブレイ
公 開:2017年
その他:アメリカ映画、上映時間113分
あらすじ:
遺伝子の疾患で人とは異なる顔で生まれてきたオギーは、27回にも及ぶ手術のために自宅学習を余儀なくされてきた。宇宙飛行士のヘルメットでいつも顔を隠し、学校へ行かないでずっと自宅学習を続けてきたオギーだが、両親は息子を外の世界へ送り出そうと決意する。オギー、10歳。初めて学校へ行く。
5年生で入学した学校で、オギーはいじめや裏切りなど初めての困難と出会う。幾度もくじけそうになりながら、家族の愛を受けて、ありったけの勇気と知恵で立ち向かうオギー。
やがて、頭の回転が速くユーモアに溢れたオギーの太陽のように輝く魅力に気付く生徒たちが現れ始める。そして様々な事件を乗り越えて迎えた修了式に、忘れられない1年を締めくくる最大の出来事が待ち受けていた。
ジェイコブ・トレンブレイとトリーチャー・コリンズ症候群について
オギー役は、ジェイコブ・トレンブレイ。今大注目されていますね。映画「ルーム」でも大絶賛されましたが、映画史上最高の天才子役の一人と絶賛されています。本作では、オギーの医学上の設定であるトリーチャー・コリンズ症候群の子供たちを自ら訪ねてリサーチと交流を重ねたそうですよ。
このトリーチャー・コリンズ症候群。日本でも当事者の方がいます。その中の一人に、筑波大学院生の石田さんがいます。様々な活動をされていますので、その石田さんの活動を紹介します。トリーチャー・コリンズ症候群に限らず少しでも障害のことを正しく知って、差別や偏見がなくなってほしいと思います。
トリーチャー・コリンズ症候群(トリーチャー・コリンズしょうこうぐん、Treacher-Collins syndrome:TCS)は頬骨の欠如等[1]:577の顎顔面形態の不調和が特徴的な症状として見られる疾患で、常染色体優性先天性疾患の中でも稀有な例の一つである。別名トリーチャー・コリンズ・フランチェスケッティ症候群(Treacher-Collins–Franceschetti syndrome)[2]や下顎顔面異骨症[3]ともいう。平均して10,000人あたり1人の新生児に見られ[3]、多くのケースでは遺伝子疾患が指摘されている。この疾患により現れる症状の典型として、下に垂れ下がった目、下顎短小症、伝音難聴、頬骨の不形成、下眼瞼側面下垂、耳の奇形化または不形成が見られる。(ウィキペディアより)
今回のまとめは、この映画をおすすめするだけです
世界中で大ヒットした『ワンダー君は太陽』は、太陽のようなオギーに照らされるように周りの人たちが変わっていきます。
周りの人たちにもそれぞれ心に秘めた悩みや葛藤を抱えています。しかし、オギーが勇気と知恵で様々な問題に立ち向かう姿に触れ、やさしさの持つ意味に気付いていきます。やさしさの半分は勇気でできていることを知り、行動していくことで自分も周りも変わり始めます。
「正しさよりも優しさを選ぶ、ただそれだけで自分も世界も幸せに変えられる」と教えてくれるます。
レジリエンス教育関係者にも、特別支援教育関係者にもおすすめできます。