今は多様性の時代です。
通訳や対人援護職を目指している人が理解にしなければならないことの一つに多様性があります。
いろいろな国や人がいる中、一つの考えで対処していては、すぐに行き詰まってしまうか衝突が生まれます。
今日は、通訳や先生など対人援護職の方あるいは目指している方におすすめの映画を紹介します。
写真は、公式サイトから引用させていただきました。
こんにちはメンタルトレーナーの長沢です。
自分の強みを生かしながら、チベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるサポートをしています。
久しぶりに映画館で映画を観てきました。約7ヶ月ぶりです。
コロナ禍の中、自粛してビデオで我慢していました。
さて、今回観てきた映画は『ミッドナイトスワン』。
とてもおすすめなので紹介します。
特に通訳や対人援護職を目指しているような方には絶対に見てもらいたい映画です。
そして、主役の凪咲を演じた草なぎ剛さんが素晴らしかったです。また、一果役を演じた服部樹咲(新人)も良かった!
通訳、対人援護職の方におすすめする理由
現代は多様性の時代です。
国際化や人口減少、労働力不足など理由は複雑ですが、多様性を認め合う時代であることは間違いはなく、良い方向だと思います。
通訳や対人援護職になると多様性の問題は避けて通れません。
多様な国の多様な文化を理解し、多様な人達と交流しなければ仕事にならないからです。
もしあなたが通訳をする国の人や文化を理解しないで通訳に臨んだとき、うまく行かないときが出てくるかもしれません。
日本での当たり前がその国では当たり前でないことがたくさんあるはずです。
通訳する相手がどんな国・人であってもその国・人リスペクトし理解しながら通訳しなければなりませんよね。
対人援護職でも同じです。人によって対応を変えることがあってはなりません。
この映画『ミッドナイトスワン』はLGBTを扱った映画です。まさに多様性について体験できる映画だと思います。
差別と偏見はどこからくるのか
映画のあらすじや評価については、ぜひ観ていただきたいのでここではしません。ネタバラシにならない程度で触れていきます。
主役の草なぎ剛さん演じる渚沙は、ゲイです。
ひょんなことから親戚の子供、一果をあずかることになった渚沙。
ぶつかり合いながらも共に生活をする中でそれぞれに芽生える感情。
一果に好きなことを続けさせるために働こうと渚沙が面接を受ける場面が秀逸です。まさに納得の場面です。
ここの場面だけでも通訳や対人援護職の方には観てもらいたい。
差別や偏見はどこからくるのか。
ここで言えば多様性への理解不足ということになります。
それは、簡単に行ってしまうと、
- 無知
- 同調圧力
- メタ認知力の欠如
です。
知らないことにたいして人は、恐怖や恐れを持ちます。
この映画の中でも、LGBTに対する無知が、ひどい言葉の暴力となって襲いかかります。
同調圧力も自分と異なるものへの差別や偏見・いじめへと発展します。
コロナ禍での、マスクや外出に対する過剰な反応もこの同調圧力からくるものです。
自分と異なる意見・容姿・性・考え方・等々を許容し、認めあっていくことができなければ、通訳や対人援護職をしていくと難しいことになるのではないかと思います。
メタ認知力というのは自分のことを俯瞰して見ることができることです。もう一人の自分が自分のやっていることを冷静に見ているという感じです。
この力がないと、理解しているつもりでも間違ってしまうことが多々出てきます。
映画の場面、面接の場面が良かったと書きましたが、まさに面接官のメタ認知不足からくる差別発言に繋がりました。
まとめ
本当に久しぶりに映画館での映画鑑賞。選んだ映画は、草なぎ剛さん主演の『ミッドナイトスワン』。とても良かったのでおすすめします。
辛くなるところがあったり、どうしようもなくもなく泣けてしまうところもあるのですが、、通訳や対人援護職という人と深く関わる仕事を考えている人にはぜひ観てもらいたいと思います。
そして、どんな人にも自分の人生を幸せに生きていいということを理解した人が増えてほしいと思います。
そうすることでしか、今の生きにく社会が変わっていくことができないと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた。