人生での苦しみや悲しみと言った逆境に立ったときや成功や幸福を手にしたいとき、大変重要なファクターとなるのは、ソーシャルサポート、いわゆる人間関係です。
今日はこのとても重要な人間関係を育てる方法についてお話します。
こんにちは、ポジティブな生き方で、人生も仕事も充実させ、幸せと成功へと導くメンタルトレーナーの長沢です。
今日、新しい気付きや心動くこと見つけましたか?
自分の強みを生かしながら、モチベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるサポートをしています。
今日は、心理学の中でも重要な人間関係について書いていきます。
特に、これから成功したいとか幸せになりたいと思っているならとても重要なことですよ。
ではどうぞ。
ソーシャルサポート(人間関係)が大事な理由
ソーシャルサポート(人間関係)が重要だと認識されるきっかけとなった調査・研究があります。
それは、1955年から40年間にわたって子どもたちの成長を追跡した研究です。
その中には成長にとって大きなリスクとなる要因を持った子どもたちがいました。
そのリスク要因とは、
- 未熟児
- 親が精神疾患を抱えている
- 不安定な家庭環境
- その他
です。
調査を進めていくと、リスクのもとにある子どもたちの中でも、リスクのない子どもたちと同じように良好な発達・適応を遂げていった子どもたちがいました。
その原因を調べていった中で重要なことが示されました。
それは、良好な発達・適応を遂げていった子どもたちは、親以外の養育者(ベビーシッターや教師)との強い絆、協会やYMCAなどのコミュニティ活動への関与があったということです。
この調査結果から、ソーシャルサポートの重要性が認識され、様々な研究が深められてきました。
ソーシャルサポートの需要と拒絶
より良好な成長を遂げるためには、ソーシャルサポートの重要性がわかったとして、一方では受け手側、つまり自分自身の課題があります。
それはソーシャルサポートを受け入れる(受け入れられていると感じる)か拒絶してしまう(拒絶されていると感じてしまう)かということです。
これは、受け手側のソーシャルスキルの問題です。
他の人からのサポートに対して、それをどのように感じ取るかということです。これも、人によってかなり違い(個人差)があることがわかっています。サポートに感謝の気持を持つのか、ネガティブな感情(怒りや抑うつ的感情)を持つのかで、その後の成長に差が出ます。
他の人からのサポートを感謝の気持を持って受け入れられる人は、他の人との関係も積極的に作ろうとしたり、前向きな傾向を示します。また、感謝しやすい人ほど、「自分は充実している」と思う心理的充実感を持ちやすいとされます。
日本人の特性
ちょっとここで困ったことがあります。
それは、僕たち日本人のサポートに対する受け止め方が少し違うということです。
どういうことか説明しますね。
まずここまでをまとめると、
- 僕たちの成功や幸せにとって人間関係(ソーシャルサポート)と言うのはとても重要なものだということ。
- 人間関係を受け入れるスキルが受け手側の僕たちにも必要になるということ。それは、サポートを積極的に受け入れる力です。つまり、サポートに対して、肯定的な感情(感謝の感情)を持つということです。
- そうすることによって、自分も周りに受け入れられていると感じたり、自分は充実していると感じられるようになる。
ということでした。
それでは僕たち日本人のサポートに対する受け取り方の特徴についてお話しますね。
他の人が自分のためにサポートしてくれたことに対して、肯定的な感情が感謝の気持です。まあ~、普通ですよね。
でも、僕たち日本人の多くは、、他の人にサポートとしてもらうと感謝感情だけでなく、同時に、「負債感情」を持ちやすいんです。簡単に言うと「負い目」でしょうか。
その代表的な言葉が、「すみません」です。「ありがとう」という感謝の言葉よりも先に出たりしませんか?
感謝感情と負債感情を分ける分析を行った結果を見ると、この負債感上が感謝感情よりも高い人は幸福感が下がったということがわかっています。
まとめ
人生での苦しみや悲しみと言った逆境に立ったときや成功や幸福を手にしたいとき、大変重要なファクターとなるのは、ソーシャルサポート、いわゆる人間関係です。
そのためにも、他の人からのサポートを受け入れるスキルが必要になります。
特に僕たち日本人は、他の人からのサポートに対して、「ありがとう」という感謝の言葉よりも、「すみません」という負い目を感じる言葉が出る人が多いんです。
このいわゆる負債感情が高い場合、幸福感を感じにくい傾向にあるので、感謝スキルを身に着けていくことが大切です。
ぜひ、あなたも感謝スキルを身に着け、より積極的で、ポジティブな人間関係を構築して言いましょう。
ではまた。