社会的弱者といわれる人たちが主人公の映画でもある

『グレイテスト・ショーマン』

出 演

ヒュー・ジャックマン

ザック・エフロン

ミシェル・ウィリアムズ

レベッカ・ファーガソン

ゼンディヤ

監 督

マイケル・グレイシー

2017年 アメリカ

あらすじ

19世紀のアメリカ。

貧しい家庭に生まれた主人公フィニアス・テイラー・バーナムは、

幼馴染で裕福な名家の令嬢チャリティと結婚した。

妻子を幸せにするために懸命に働くがなかなか豊かな暮らしを手に入れることができない。

ある日、娘の一言が、ショービジネスへの扉を開くきっかけとなる。

障害者など様々な社会的弱者として日陰に生きてきた人たちを集めて、

「フリークスショー」(いわゆる見世物小屋)をはじめ、大成功を収める。

しかし、批評家からの酷評と町の人たちからの「街の恥さらし」との激しい抗議にさらされ、

大きな波乱が待ち受ける。

 

一方で、この映画は社会的弱者の再生の映画です

この映画は、19世紀に活躍した「地上で最も偉大なショーマン」と言われた

P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル映画です。

バーナムが行ったショービジネスは、様々な理由で社会から隠れるように生きてきた人たち

(障害のある人たちも含まれていた)を集めたフリークスショーのサーカスでした。

⁂「フリークス」とは変わり種とか異形などを意味する文字です。

映画の中でも使われています。

日本でいえば「見世物小屋」というのがわかりやすいかもしれません。

 

19世紀、確かに障害のある人たちが見世物になっていた時代。

(『エレファント・マン』という映画が有名です。)

日本でも同じような時代がありました。

ことの良しあしを言っているわけではありません。

時代は背景としてそのような時代だったということなのですが、

ここに登場する人たちがどんどんと生き生きとし、明るくなってくるのです。

愛情と友情に支えられたバーナムの挫折からの回復(折れない心)を謳った映画である一方で、

親からも馬鹿にされ隠れるように生きてきたサーカスの団員たちが生きがいと

自分の強みをみつけ、どんどんと自信をつけていく様子が素晴らしかった。

特別支援教育映画でもありレジリエンス教育映画でもあるかな。

主人公バーナムは、幼馴染の妻と幼いころから作り上げてきた愛情と子どもたちや仲間との

信頼関係が彼の回復力の源になっています。

サーカスの団員たちにとっては、バーナムは、ネガティブ沼から引き揚げてくれた恩人。

でもそのことによって、自分の強みを見つけていった団員たち。

レジリエンスをきちっと高めていきます。

改めて、人との関係性の大切さを感じます。

どんなに苦しい状況になっても、

本当は、一人じゃないって感じられる関係を持っていることが大切ですね。

 

 

 

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