今まで経験したことのない状況に突然襲われる、先が見えない閉塞感に満ちた社会といった最近の状況を反映してか、幸福とか楽観主義、愛、レジリエンス、強み、エイジングなどの言葉が注目されるようになりました。
某ユ◯クロの最近のCMでもレジリエンスの言葉が使われています。
紹介した言葉は、みなポジティブ心理学の実証的研究の対象です。
こんにちは、メンタルトレーナーの長沢です。
今日、新しい気付きや心動くこと見つけましたか?
自分の強みを生かしながら、モチベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるサポートをしています。
今日は、最近の社会状況を反映するように注目されている言葉のもととなっているポジティブ心理学についてお話していきます。
ではどうぞ
ポジティブシンキングとポジティブ心理学
僕が、「ポジティブ心理学の専門家です」というと、笑われるか、怪しげなことをしている人というようにみられます。そして、続けて「あの芸能人がよくやっている、ポジティブ!ポジティブ!!と唱えて、何でもかんでもポジティブに考えようっていうやつでしょう?」と多くの人が聞いてきます。
一般的に広まっているのは、自己啓発などのセミナーなどで使われるポジティブシンキングです。
この様にポジティブシンキングとポジティブ心理学は、まだまだ混同されることが多いです。でも、この2つは全く別物なんですよ。
ポジティブ心理学とは
あなたがよく知っている従来の心理学の多くは、うつなどの病理を研究対象にしてきました。そこでは、マイナスからゼロに戻すための研究をしてきました。
それに対し、ポジティブ心理学は、「人生を本当に充実したものにするのは何なのか」という問いのもとに、幸福や強みなどのポジティブな要素を研究し、僕たちの暮らしに実際に役に立つ方法や手段を提供してくれる心理学です。
従来の心理学が「マイナスからゼロへ」という研究だということに対して、「マイナスやゼロからプラスへ」という心理学です。
ポジティブ心理学の研究範囲
ポジティブ心理学は、幸福、強み、感情、楽観性、モチベーション、創造性、リーダーシップ、選択、時間、エイジング、逆境からの立ち直り(レジリエンス)、愛、結婚などを研究の対象とするなどとても広い範囲で多岐にわたる研究を進めています。
そして、コーチングや組織開発、セラピーなどで広く取り入れられて、人間関係や教育、医療、ビジネスなどの場で広く応用されています。
まとめ
最近社会を反映するように、注目されるようになってきた「しあわせ」や「楽観主義」「強み」「レジリエンス」などの言葉は、ポジティブ心理学の研究対象とされてきた言葉です。ポジティブ心理学は僕たちの生活より充実させるような研究結果を導き出してきました。
少し具体的な例を上げると、
- 「成功するから幸せになるのではない。幸せだから成功するのだ」というコペルニクス的大発見始め、
- 「快楽」だけでは、人は真の幸せにはたどりつかない。
- 自らの力で幸福度は上げることができる。
- 楽観主義者のほうが病気になりにくい。
- 宝くじがあたっても、1年後には幸福度はもとに戻ってしまう。
- 幸せな隠者はいない。人が幸福に生きるためには、人間関係の充実が大切である。
- ポジティブ感情は創造性を高めてくれる。
- 辛い感情もありのままに認めることが心の健康につながる。
- 選択肢が多くなりすぎると、人はかえって苦悩する。
どうでしょう。
少しはポジティブ心理学が身近に感じられましたか?
ではまた。