先日、競泳の池江璃花子選手のメッセージがテレビで流れるのを見ました。
スポーツ選手として目標にしてきたオリンピックに対するメッセージです。
オリンピックや彼女のメッセージに対しては賛否あるところですが、池江選手がメッセージの中で逆境には希望が必要だとの言葉があったので、今日は逆境の乗り切り方というテーマで書いていきます。
こんにちはメンタルトレーナーの長沢です。
自分の強みを生かしながら、チベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるサポートをしています。
今回のような世界中を巻き込んだ逆境の時こそレジリエンス力がものをいいます。もちろん希望を持ってもいいです。でも、希望があってもレジリエンス力が弱いとそれを掴むことは難しいでしょう。五輪選手のような人たちこそレジリエンスを高める努力をすることが必要です。
逆境を乗り越えられるかは、レジリエンスの高さで決まる
生きていると思いもかけないことに出会います。予定通り進まないことも頻繁に起こります。
いま世界中で広がっている感染症もその一つです。
予想も及ばない予期しない事が起きるのも人生です。
人生の逆境に立たされた時にそこを乗り越えるのは、教育や経験だけでは難しく、本当に必要なのは、レジリエンスの高さです。これは五輪選手だけではなくどんな人にも言えることです。
逆境を乗り越えられるかそうでないかは、レジリエンス力で決まるのです。
それでは、逆境をのりきるレジリエンスに必要なことは何なのか。
結論を言うとそれは、今をポジティブに一生懸命生きるということです。過去でも未来でもなく、今を全力で生きるということですね。
以下、具体的にお話していきます。
今を受け入れるということ
逆境に立たされた時、悲観したり嘆いたり、他の人を羨んだりしがちです。でも一番先にしなければならないことは、今の現状を受け入れることです。
ただ単に事実だけを受け入れることです。受け入れるということは諦めたり、悲観することとは全く違います。
今の事実を受け入れ、自分の中に沸き起こる感情に向き合いながらも、自分は、この逆境を乗り越えることができると信じることです。
視点を変える
これは何度か書いてきた、リフレーミングということですね。
今の状況を別の角度から見てみたり理解しようとすることでポジティブに捉え直すということです。
オリンピックが一年延期になって選手生命を維持できるだろうかと将来を悩むのではなく、もっと力量を上げる良い機会だと捉えなおす事もできます。
良い面を認知する
「視点を変える」ということと似ているのですが、悪いところばかりに目を向けると自分の良いところも見失ってしまうものです。
ポジティブな面にも目を向け、そのことをしっかりと認識することで、感謝の気持が湧いてきたり、前向きになれたりします。
今何をすべきかを見極める
今おかれている状況の中には、自分で変えることができることと自分ではどうにもできないことがきっとあります。
今おかれている状況がどれだけ自分でコントロールできるのかそれを見極めていくことが大切です。自分ではどうしようもないことは無視し、自分で変えられることに全力を傾けることです。
多くの人は自分で変えられるものと変えられないものを見極めることなくストレスを溜め込みます。
自分が変えられるものに集中することで、行き詰まり感や無力感から立ち直る確率が高まります。
逆境にある時、希望は確かに力になります。
しかし、希望を現実に変えるには、思いだけではどうにもなりません。
そこには逆境を乗り越える力が必要です。
それが、レジリエンス力です。
逆境を乗り越えられる人と乗り越えられない人の違いは、教育や経験よりも、その人が持つレジリエンス力によって決まるということは多くの研究や実験で明らかになってきています。
まとめ
今世界中で広がっている感染症で多くの人が今までにないほどの逆境に立たされています。
このつらい時期に希望を持つことはたしかに大事です。
でも本当に逆境を乗り越えるなら、レジリエンス力を高めることです。これはオリンピック選手であろうが一般の人であろうが全く同じです。
レジリエンス高く生活するとは、今をポジティブに一生懸命生きるということです。
そのためのヒントを4つお話しました。
- 今を受け入れるということ
- 視点を変えてみるということ
- 良い面を意識してみるということ
- 今何をすべきか見極めること
です。
まだまだ厳しい時間が続きそうですが、レジリンス力を高めこの逆境を共に乗り越えていきましょう!!
それではまた。