人生に迷ったときに考えるべきたった一つの問い

人生には、ふと立ち止まる時期があります。

  • 仕事のこと。
  • 家族のこと。
  • 健康のこと。
  • これからの生き方のこと。

大きな問題が起きているわけではない。
今すぐ何かを変えなければならないわけでもない。

それでも、心のどこかで、

「このままでいいのだろうか」

という思いが消えないことがあります。

特に40代、50代、60代になると、こうした迷いはむしろ自然なものです。

若い頃は、目の前のことに必死です。

  • 仕事を覚える。
  • 生活を整える。
  • 家族を支える。
  • 責任を果たす。
  • 結果を出す。

そうして走り続けてきた人ほど、ある時期にふと立ち止まります。

「ここまで頑張ってきたけれど、これから自分はどう生きたいのだろう」

そう感じる瞬間が訪れるのです。

それは、決して弱さではありません。

人生の折り返し地点を過ぎると、人は自然と、

「何を手に入れるか」

よりも、

「どう生きるか」

を考えるようになります。

だからこそ、人生に迷う時期は、自分の生き方を見直す大切なサインでもあるのです。


こんにちは、ハーバード大学流心理学で心と脳をポジティブに整える専門家、長沢修司です。

今日、新しい気付きや心動くこと見つけましたか?

自分の強みを生かしながら、モチベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるようにサポートしています。

今日は少し哲学的な問いをしたいと思います。

人はなぜ迷うのか

 

多くの人は、選択肢が多いから迷うのだと思っています。

  • どの仕事を選ぶべきか。
  • 今の働き方を続けるべきか。
  • 家族との時間をどう取るべきか。
  • 新しい挑戦をするべきか。
  • このまま安定を選ぶべきか。

もちろん、選択肢が多いと迷いやすくなります。

しかし、本当の迷いの原因は、選択肢の多さだけではありません。

人が深く迷うのは、

自分の軸が見えなくなっているとき

です。

何を選ぶかではなく、何を大切にするのか。

ここが曖昧になると、どの道を選んでも不安になります。

たとえば、
収入を優先するのか。
自由な時間を優先するのか。
家族との関係を優先するのか。
自分の成長を優先するのか。
健康を優先するのか。

どれが正解で、どれが間違いという話ではありません。

大切なのは、自分にとって何が本当に重要なのかを知ることです。

そこが見えていないまま選ぼうとすると、どちらを選んでも後悔しそうに感じます。

「これでいいのだろうか」
「もっと別の道があるのではないか」
「誰かに笑われるのではないか」
「失敗したらどうしよう」

そんな不安が次々と湧いてきます。

迷いとは、道が見えないことではありません。

自分が何を大切にして歩きたいのかが、見えなくなっている状態なのです。

私たちは間違った問いをしている

人生に迷ったとき、多くの人は自分にこう問いかけます。

「どうすれば失敗しないだろうか」

「どちらを選べば得だろうか」

「人からどう思われるだろうか」

「正解はどちらだろうか」

もちろん、失敗を避けたいと思うのは自然なことです。
損をしたくないと思うのも当然です。
周りの目が気になることもあります。

しかし、これらの問いばかりを繰り返していると、心はどんどん苦しくなっていきます。

なぜなら、これらの問いには明確な正解がないからです。

どれだけ考えても、絶対に失敗しない道はありません。
どちらが得かは、時間が経ってみなければわかりません。
人からどう思われるかは、自分ではコントロールできません。

それなのに、答えの出ない問いを考え続けてしまう。

だから、迷いが深くなるのです。

さらに、こうした問いを続けていると、自分の人生なのに、判断基準がどんどん外側に移っていきます。

  • 世間的に正しいか。
  • 周りから評価されるか。
  • 失敗しないように見えるか。
  • 損をしない選択か。

もちろん、現実的な判断は必要です。

しかし、それだけで人生を決めようとすると、どこかで心が置き去りになります。

本当に必要なのは、外側に正解を探すことではありません。

自分の内側にある、大切なものに気づくことです。

人生に迷ったときに考えるべきたった一つの問い

人生に迷ったとき、私が大切にしている問いがあります。

それは、

「自分にとって本当に大切なものは何か?」

という問いです。

とてもシンプルな問いです。

けれど、この問いに正直に向き合うことは、思っている以上に簡単ではありません。

私たちはいつの間にか、いろいろなものを背負って生きています。

  • 周りからの期待。
  • 社会的な評価。
  • 収入や肩書き。
  • 家族の役割。
  • 過去に選んできた道。
  • 「こうあるべき」という思い込み。

そうしたものに囲まれていると、自分が本当に大切にしたいものが見えにくくなります。

けれど、人生の迷いをほどいていく鍵は、そこにあります。

お金が大切ではない、ということではありません。
地位や評価が意味のないものだ、ということでもありません。

ただ、それらが本当に自分の人生の中心に置きたいものなのかを、一度立ち止まって考える必要があります。

自分が心から大切にしたいものは何か。

  • 家族との穏やかな時間かもしれません。
  • 健康でいることかもしれません。
  • 誰かの役に立つことかもしれません。
  • 新しいことに挑戦し続けることかもしれません。
  • 自分らしく自由に生きることかもしれません。

答えは人によって違います。

だからこそ、自分で問い、自分で見つける必要があります。

この問いに立ち返ると、不思議と迷いは少しずつ小さくなっていきます。

なぜなら、選ぶ基準が外側ではなく、自分の内側に戻ってくるからです。

人生は選択ではなく優先順位

人生は、何を選ぶかだけで決まるわけではありません。

本当に大切なのは、

何を優先するか

です。

私たちは、すべてを同時に手に入れることはできません。

仕事も大切。
家族も大切。
健康も大切。
自由な時間も大切。
挑戦も大切。
安心も大切。

どれも間違っていません。

ただ、すべてを同じ重さで抱えようとすると、心も体も疲れてしまいます。

だからこそ、自分にとっての優先順位を決める必要があります。

今の自分にとって、何を一番大切にしたいのか。
これからの人生で、何を守りたいのか。
何を減らし、何に時間を使いたいのか。

この優先順位が見えてくると、迷いは少しずつ整理されていきます。

たとえば、健康を優先すると決めれば、無理な働き方を見直すきっかけになります。

家族との時間を大切にすると決めれば、仕事の引き受け方が変わるかもしれません。

成長や挑戦を優先すると決めれば、年齢を理由に諦めていたことにもう一度向き合えるかもしれません。

大切なのは、誰かにとって正しい優先順位ではありません。

自分にとって納得できる優先順位です。

人にどう見えるかではなく、自分がどう生きたいか。

そこを自分で選ぶことが、人生の迷いを抜け出す第一歩になります。

私自身も何度も迷ってきた

私自身も、これまで何度も迷ってきました。

教員として働いていた頃は、目の前の生徒たちのためにできることを必死に考えていました。

授業のこと。
学級のこと。
保護者との関わり。
学校での役割。
自分自身の働き方。

やりがいはありました。

けれど同時に、忙しさの中で自分の心の声が聞こえにくくなることもありました。

「このままでいいのだろうか」
「自分は何を大切にして働きたいのだろうか」
「これから先、どんな形で人の役に立ちたいのだろうか」

そんな問いが、何度も心の中に浮かびました。

その後、新しい道を選ぶときにも迷いはありました。

安定を手放す不安。
うまくいかなかったらどうしようという怖さ。
周りからどう見られるかという気持ち。

迷わなかったわけではありません。

むしろ、たくさん迷いました。

けれど振り返ると、答えはいつも外側にはありませんでした。

誰かが正解を教えてくれたわけでもありません。

最後に自分を動かしたのは、

「自分は何を大切にして生きたいのか」

という問いでした。

私にとって大切だったのは、人が自分の力に気づき、前に進むきっかけを届けることでした。

その軸に立ち返ったとき、少しずつ進む方向が見えてきました。

人生に迷ったときほど、外側に答えを探したくなります。

けれど本当に必要なのは、自分の中にある大切なものを見つめ直すことなのだと思います。

今日できる小さな一歩

では、人生に迷ったとき、今日から何ができるのでしょうか。

おすすめしたいのは、ノートに問いを書き出すことです。

まず、ノートを開いてください。

そして、こう書いてみてください。

「私が人生で本当に大切にしたいものは何だろうか」

すぐに答えが出なくても構いません。

むしろ、すぐにきれいな答えが出ないほうが自然です。

人生で本当に大切にしたいものは、簡単に言葉にできないこともあります。

最初は、思いつくままに書いてみてください。

  • 家族。
  • 健康。
  • 安心。
  • 自由。
  • 挑戦。
  • 学び。
  • 人とのつながり。
  • 穏やかな時間。
  • 誰かの役に立つこと。

どんな言葉でも構いません。

書いていくうちに、自分が何に心を動かされるのかが少しずつ見えてきます。

大切なのは、正解を書くことではありません。

自分の内側にある声を、丁寧に拾っていくことです。

そして、もし一つでも大切にしたいものが見えてきたら、次にこう問いかけてみてください。

「そのために、今日できる小さな一歩は何だろうか」

家族を大切にしたいなら、今日は一言、感謝を伝える。
健康を大切にしたいなら、10分だけ歩く。
学びを大切にしたいなら、本を1ページ読む。
自由を大切にしたいなら、自分の時間を15分だけ確保する。

小さな一歩で十分です。

人生は、大きな決断だけで変わるわけではありません。

自分にとって大切なものを思い出し、それに沿った小さな行動を積み重ねることで、少しずつ変わっていきます。

終わりに

人生に迷うことは、悪いことではありません。

むしろそれは、今までの生き方を見直す大切なチャンスです。

迷っているということは、自分の人生に真剣に向き合っているということでもあります。

だから、迷う自分を責める必要はありません。

焦って答えを出そうとしなくても大丈夫です。

人生に迷ったときは、外側に正解を探し回るのではなく、自分に問いかけてみてください。

「自分にとって本当に大切なものは何か?」

この問いは、すぐに完璧な答えをくれるものではないかもしれません。

けれど、問い続けることで、自分の軸が少しずつ見えてきます。

そしてその軸が見えてくると、選ぶ道にも、手放すものにも、少しずつ納得できるようになります。

人生の答えは、誰かが決めるものではありません。

自分が大切にしたいものを見つめ、その方向へ一歩ずつ進んでいくものです。

迷ったときこそ、静かに自分へ問いかけてみてください。

その問いが、あなたを次のステージへ導いてくれるはずです。

ではまた!

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