未来を生きる子どもたちには、強くたくましく、そして、健やかに育ってほしいと願うのは親・大人として当然の願いですよね。
今日のようにコロナ禍で、日常生活が一変してしまい学校に行けない、友だちと会えないなど困難なことがたくさん起きて、子どもたちの心への影響が心配されます。
そこで今日は、「子どもたちにつけたい折れない心」というテーマで書いていきます。
こんにちはメンタルトレーナーの長沢です。
自分の強みを生かしながら、チベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるサポートをしています。
子どもに、本当に身につけてほしい力は、「強靭な心」ではなく「折れない心」ということについて今日は書いていきます。
子どもたちにつけたい折れない心
先行きが見えない社会で、子どもたちに願うことは少々の困難にも負けないで、たくましく、健やかに成長してほしいということです。
最近では困難に負けない強い心を育てるという言い方もよく聞きますよね。
では強い心とはどのような心でしょうか?
よく誤解される強い心
「強い心(メンタル)」というとよく誤解されるのが、「メンタル・タフネス」。
鋼のように強い心(メンタル)のことで、スポーツ選手や特別な任務の人たちが訓練で身につけていくよなものです。
でも本当に子どもたちの長い人生で必要なのは、そのような強さではなく、竹のようにしなやかで柔軟な強さを持った心(メンタル)です。
人はだれでも生活していれば、必ず嫌なことがあったり失敗があったり、困難や逆境の時期があるものです。
そういった場に直面したとき、その感じ方は、人によって違います。
傷つきやすく、すぐに落ち込んでしまう人、自信が持てずに周りに流されやすい人。
もちろん同じ場面でも、プレッシャーにも強く落ち込まないで、すぐに立ち直ることができる人もいます。
でも、いいんです。
傷ついても、落ち込んでも何度でもそこから立ち直ることができることが大切なんですね。
それが、しなやかで柔軟な「折れない心」です。
「折れない心」を育てるためにできること
「折れない心」を育てる上で大切なことが2つあります。
それは、
「自分って、こういう人なんだ」(自尊感情)
「自分にはにはできる」(自己効力感)
という思いを育てることです。
では子育てにおいてどのように子供に接していけばよいのかということについて書いていきますね。
過保護、親の意見は程々に
多くの保護者は、子どものためを思い、無意識のうちに先回りをしてしまったり、自分の意見を押し付けてしまったりしてしまいます。
例えば、「忘れ物はない?」とか「勉強やったの?」とかついつい、(しつこく?)聞いていませんか?
また、親の希望をさも子供の希望かのように習い事に通わせたりしていませんか?
保護者にとっては、子供を心配しついついやってしまいます。
よ~くわかります。
たとえ、忘れ物をして怒られたとしても、それを経験することで、子供が自分で気づいたり、悩んだり、考えたりする努力をすることが大切です。
過保護であったり、親の意見の押しつけは子供の「折れない心」を作る機会を奪っているのです。
子どもの感情に共感する
子どもの感情に共感するとは、子供に自分の感情に気づかせてあげるということです。
このことはとても大事なことです。
子どもは、自分の感情を知って感情と仲良くなることが大切なんですね。
そのためには、大人が子供の感情に共感してあげることが大切になります。
例えば、子供が、犬を怖がって泣いたとします。
そのときに、
「鎖でつながっているから大丈夫だよ。」とか「大げさだな」とか「弱虫ね」とか安心させようとしたり励まそうとして言ったとします。
そうしたら子どもは、自分の感情は何?となります。
怖いと感じたことは違うのかなとか間違っているのかなとか思い込んでしまい、自分の感情と向き合えなくなってしまいます。
まず、しっかりと子どもが怖いと感じたことを受け止め共感してあげてください。安心させたり、励ますのはその後で十分間に合います。
まとめ
引っ込み思案であったり繊細さや敏感さは生まれつきの部分も大きいので無理に押し付けることはよくありません。
そのことを十分理解した上で、しなやかで柔軟な心を育てていくことが大切です。
大事なことは、子ども一人ひとり、心の強さが違うのですから無理強いすることなく、しなやかで柔軟な心を育てていくことです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。