今日はメタ認知について書きます。
前回は、脳にご褒美をあげるとしなやかで柔軟な心になりストレスと向き合う力がつくということを書きましたが、今日はその続きです。
こんにちは、メンタレーナーの長沢です。
今日、新しい気付きや心動くこと見つけましたか?
自分の強みを生かしながら、チベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるサポートをしています。
今日は、しなやかで柔軟な心をつくるにはメタ認知が重要ということを書きます。
メタ認知とはなにか
まずはメタ認知とは何かということですよね。
実はこのメタ認知、21世紀において必要な能力として大注目されます。
メタ認知というのは、
「自分を客観視する能力」
のことです。
よくもう一人の自分の目で自分を見る
とか
鳥が空から地上を見るように俯瞰して自分を見る
というような言い方をする場合もありますね。
このメタ認知は、人間関係の改善なんかにも有効な能力です。
メタ認知の基本的な能力は、
- 自分はどんな人間で、
- 周りからはどのように見られていたり
- 思われているかとうこと
- 自分の発言で周りの人にどのような影響を与えてしまうのかなど
を考えながら自分の言動の判断をする事ができる能力です。
政治家など失言を繰り返す人がいますが、そのような人はメタ認知能力が低いと言えますね。
なぜメタ認知が必要なのか
そもそも人が悩んだりストレスを抱えるというのは、より良い自分になりたいという思いや願いがあるからです。
「より良い自分」というように、自分に意識を向けている状態です。この時にとても重要なものがメタ認知なんです。
メタ認知というのは先程書いたように、自分を客観視する能力のことです。
でも、この自分を客観視するということはなかなか難しいものです。だからこそ、政治家などの失言が繰り返されるんですね。
なぜ難しいかというと、多くの人は
「自分のことは自分が一番良くわかっている。」
という思い込みや錯覚があるからです。
脳というのは、意識的に注意を向けていかないと記憶情報として保存しないんです。捨てられてしまうんです。
つまり、多くの人は自分のことは自分が一番わかっているという思い込みから自分に注意を向けないんです。
そうである限りメタ認知は鍛えられることも高まることもありません。
問題
突然ですがここで問題です。時間があれば紙とペンを用意してお付き合いください。
質問「あなたは時間を知りたい時に最も使うアイテムはなんですか?」(スマホとか時計)
「そのアイテムを見えないところにしまってください。」
「次に紙に、そのアイテムをおもだしながらできるだけ詳しく描いてください」
スマホなら時間を見る画面の背景や位置、他にどんなものが画面上にあったかを思い出しながら描いてください。時計なら文字盤、文字の形、配置等など。
さて、描けたでしょうか?描けたらアイテムを取り出し見比べてください。
思っている以上に正確に覚えていないのではないですか?
よくパートナーの女性が髪を切ったのに気づかなくて起こられたとか聞きますが、同じことですね。(笑)
これは、毎日時間を確認するとき見ているはずのものなのに多くの人は覚えていないんですよね。アイテムの情報は捨てられているんです。意識を向けないと情報は残らないということの実験でした。
あなたはどのくらい正確に描けたでしょうか?
さて、
だからこそ自分を客観的に見る時間や学習が大切になります。
そして、
その学習の一つが前回書いた成功体験とその過程で起きた失敗やストレスを振り返るということです。
この振り返りがまさにメタ認知です。
繰り返し行うことで、メタ認知が高まり、ストレス耐性も高まります。
ぜひあなたもメタ認知を高め、ストレス耐性を高め、更には、人間関係をも改善してストレスを力に変えていきましょう!
まとめ
今朝の新聞で日本オリンピック協会の会長が女性蔑視とも取れる発言をしニュースになっていました。
この方は、失言を繰り返していて、本当にメタ認知が低いんだなと思ったことが、この記事を書くきっかけです。
ぜひメタ認知を高めて行きましょう!
ではまた。