人はネガティブ感情を感じやすい?その理由とそこから抜け出す5つの方法!

こんにちは、ストレス社会で毎日ストレスにさらされ心痛めて心が折れ、職場をやめたり、命を落とす人を一人でもなくしたいという思いから、強いストレスにさらされても心折れることなく、柔軟でしなやかな心をつくる手助けをしているレジリエンストレーナーの長沢です。

今日は、人はもともとネガティブ感情を感じやすくなっているということについて、その理由を書きたいと思います。また、ネガティブ感情から抜け出せないとき、そこから抜け出す5つの方法も書いてみました。ネガティブな感情に悩んでいる人のお役に立てると嬉しいです。

人がネガティブ感情を感じやすい理由

 

人がネガティブ感情を感じやすいのは、ネガティブ感情が必要だからです。

どういうことかと言うと、『種の保存』のためというか太古の時代から人が生き延びるために必要な感情だったんです。

つまり、ネガティブ感情というのは生存本能であり、生きていくために重要な感情だったということですね。だから、どうしても人はネガティブ感情を感じやすくなっているのです。

太古の時代から、強いものが生き延びてきたわではないですよね。

強い者たちは、強いがゆえに環境の変化に対応できなかったのです。小さくて、力のない人間は工夫し変化に対応してきたからこそ生き延びでこれたんです。

今の時代は、企業が生き延びることに精一杯ですよね。生き延びる企業というのは時代の変化に敏感に対応し変化できる企業です。そういう企業で働きたいものですね。

さて、話がちょっとずれてしまいました。もう少し詳しく書きます。

例えば、「怖い」と感じなければ逃げられませんよね。

同じように、「不安」に感じたらどうですか?

そう!不安がなくなるように準備をしたり努力しますね。人は、「怒り」を感じたら戦い、落ち込んだら休んできたのです。

つまりどういうことかと言うと、人は生き延びるために、様々に直面する脅威などの出来事に対応するために感情を目的に合わせて分化させてたきということなんです。

「大切な人を失う」という出来事に直面したら、人は「悲しみ」「諦め」という感情をいだきます。感情をいだくことで、自分の注意力を自分の内に向け、変わってしまった現実をなんとかとらえ直そう(リフレーミング:再構成といいます)として、他の人達から同情やいたわりの気持ちを引き出す機能を持つのです。もう少し簡単にすると、「悲しみ」という感情は、大切なものを失ったという喪失感を癒やす目的のために機能するということです。

ネガティブ感情のもう一つの特徴

 

ネガティブ感情というのは、人が生き残るために身に着けた大切なのものだということを書いてきたんですが、実は、ちょっと困ったもう一つの特徴があるんですよね。

それが

ネガティブ感情は、

  • 頭にこびりつきやすく残りやすい
  • 身体や心の悪影響を与える(強すぎるネガティブ感情)
  • 悪循環をおこしやす

「弱く」、「きえやすい」、「持続しない」といわれるポジティブ感情とはまったく反対の特徴があるんです。

悪循環に陥ったときの脱出法

誰だって、どんな人だって

  • つらい思いをしたり
  • 失敗したり
  • スランプに陥ったり
  • 思い通りにいかないことに出会ったり

しますよね。でもね、ネガティブ感情は、決して悪いものではなく、人が本来持っている感情ですよ。ただね、悪循環に陥ってしまうこともあります。そんな時活躍するのがレジリエンスです。

レジリエンスとは、いろいろなネガティブ感情が悪循環に陥った時に耐える力だったり、悪循環から回復する力のことだから。

ネガティブ感情の悪循環に陥ってしまったら

ネガティブ感情の悪循環に陥らないようにするために最も良い方法は、体や気持ちを落ち着かせるために何かをすることなんです。ネガティブな感情を止めようとするのではなく落ち着くためのセルフコントロールをするという考え方です。気持ちを落ち着かせることで、少し視点を変えたり、広く視野を広げたりして状況を見ることができるようになります。

それでも悪循環に陥ってセルフコントロールができないと思ったときには、そこから回復するための方法で回復を図る

  • 運動をする
  • 音楽を聞く
  • 瞑想法・呼吸法を行う
  • ライティングをする
  • 没頭できる活動(フロー体験)を行う

以上の5つは最新科学研究でも効果があるとされている方法です。普段から自分のお気に入りの音楽や運動等を作っておくといいですよ。

関連する記事がありますのでこちらも読んでみてください。

今回のまとめ

ネガティブな性格とかすぐにネガティブになってしまうといって気にしている人がいますけど、ネガティブ感情は、決して悪いものではないのです。

ネガティブ感情は

  • 人が生き延びるために機能化してきた生存本能

でも、頭に残りやすく悪循環することがあるという特徴があるので、付き合い方も大切だよ。

悪循環に陥る前にセルフコントロールすることで、広い視野で状況を捉え直すことができるんです。

もし、悪循環に陥ったとしても

  • 運動する
  • 音楽を聞く
  • 呼吸法・瞑想法を行う
  • ライティングをする
  • 没頭できる活動をする

という5つの方法を行うといいですよ。

 

 

企業経営者の方、企業役員の方、社員のみなさん、学校の先生。

みんな社会の変化に対応するための努力をしています。そして、毎日毎日、大きなストレスと戦っています。

今は、時代の変化に対応した経営方針を立て、同時に、働く人たちのストレスを軽減しながら働きやすい職場を作り、生きがいを持って働ける環境作りが企業経営者には求められています。

また、ブラック企業と言われて久しい学校で自分たちの命と心が限界に達しようとしていても、厳しい社会にでたときに心痛めず頑張れる生徒を育てたいと奮闘されている先生たちがいます。

僕は、レジリエンストレーナーとして、ストレス社会で毎日ストレスにさらされ心痛め、心が折れ職場をやめたり、命を落とす人を一人でもなくしたいという思いから、強いストレスにさらされても心折れることなく、柔軟でしなやかな心をつくる手助けをしています。

その目的のために、

  • 企業の方には、レジリエンストレーニングを基にした企業研修(経営者のための研修、役員のための研修、社員・新人のための研修)を行っています。
  • 個人の方にはレジリエンストレーニングを行っています。
  • 学校の方には、小・中・高生対象のレジリエンス教育研修、教師・学校向けのレジリエンス教育研修を行っています。

 

逆境に強く、試練を乗り越えることができるレジリエンス力は現代社会において大切な生きる力です。

 

  • なにか良い企業研修がないか探している
  • 毎日の生活で自分ではどうしようもないストレスを感じている
  • 子どもたちのレジリエンス力を高めたい

などお悩みでしたら、ぜひ連絡ください。

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