「なんだかやる気が出ない」
「頑張っているのに空回りばかり」
仕事をしていれば、そんな壁にぶつかることは誰にでもあります。
こんにちは、ハーバード大学流心理学で心と脳をポジティブに整える専門家の長沢です。
今日、新しい気付きや心動くこと見つけましたか?
自分の強みを生かしながら、モチベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるようにサポートしています。
特に、成果が思うように出ないときや、周囲と比べて落ち込むようなときには、モチベーションは簡単に低下してしまうものです。
けれど、そんなときこそ必要なのは、“折れない心”と“自分を励ますコツ”です。
モチベーションは自然に湧き上がるものではなく、意識的に火を灯し直すことができる力です。
今日は、なぜ私たちはやる気を失ってしまうのか、そして、そこからどう立ち直り、再び前を向くのかを、「裏技」として紹介していきます。
気持ちが沈んだときの“再点火のヒント”を、ぜひ見つけてください。
モチベーションがさがる理由を知る
目標と現実のギャップが心を疲弊させる
仕事に対するモチベーションが下がる一因には、「思い描いた理想」と「現実」との間に大きなギャップが生じることにあります。
「もっと成果を出したい」「評価されたい」といった目標が高ければ高いほど、現実とのズレに落胆しやすくなるんです。
このギャップが続くと、次第に「どうせ頑張っても無駄」「自分には向いていない」といったネガティブな自己認識が芽生え、やる気を失う原因になります。
大切なのは、自分の立ち位置と理想の距離を正確に認識し、現実に即した目標設定を行うことですよ。
過剰な完璧主義がやる気を奪う
モチベーションを維持したいあまりに「常に完璧を目指す」姿勢は、逆に心を疲弊させます。
完璧主義の人ほど、ほんの小さな失敗にも過敏に反応し、「こんなミスをするなんてダメだ」と自分を責めがちです。
このような考え方は、やる気の火を消してしまう要因になります。
むしろ「7割の完成でもOK」「まずは一歩踏み出すことが大事」といった柔軟な思考の方が、結果的にモチベーションを長く保てるですよ。
環境や人間化関係の影響も無視できない
そして、意外と見落とされがちなのが、「職場の環境」や「周囲の人間関係」がモチベーションに与える影響です。
例えば、上司や同僚との関係が悪かったり、評価されないと感じていたりすると、自然とやる気も低下していきます。
また、物理的な環境。
たとえば雑然としたデスクや閉鎖的な空間なども、知らぬ間に精神的なストレスとなって蓄積されることがあります。
環境を見直すことは、心を整える第一歩です。
小さな改善でも、気持ちが大きく変わることがあるんです。
折れない心を支えるモチベーションの再点火術
小さな達成感で脳を騙す
モチベーションを取り戻すために効果的なのが、「小さな達成感」を意図的に積み重ねることです。
これは脳科学的にも有効とされ、何かを“完了”させるたびに脳はドーパミンを分泌し、「もっとやりたい」という意欲を自然に引き出します。
たとえば、「メールを1件返信した」「資料のタイトルだけ決めた」といった小さなタスクでも構いません。
それを“やったこと”として可視化することで、自己肯定感が積み重なり、モチベーションがじわじわと回復していきます。
原点回帰でなぜこの仕事をしているのかを再確認する
日々の業務に追われていると、自分がなぜこの仕事を選び、どんな想いを持って取り組んでいたのかを忘れてしまいがちです。
そんなときこそ、初心に立ち返る“原点回帰”が効果的です。
「誰のためにこの仕事をしているのか」
「過去に仕事で嬉しかった経験は何だったか」など、
自分の“動機”や“価値観”を再確認することで、心の奥からやる気がよみがえります。
ときには昔のメモや日記、就職活動時の志望動機を見返してみるのも良い方法ですよ。
ポジティブな言葉と映像で気分をリセットする
気分が落ち込んだとき、頭の中はネガティブな言葉でいっぱいになりがちです。
そんな状態では、モチベーションを高めるどころか、さらに自信を失ってしまいます。
そこでおすすめなのが、“意識的にポジティブな言葉をインプットする”こと。
たとえば、元気が出る名言をスマホの待ち受けにする、前向きな動画を朝に視聴するなど、外からのポジティブな刺激を取り入れることで、思考の流れが切り替わりやすくなります。
心のチャンネルを変えることで、新たな活力が湧いてくるんですね。
明日から使えるモチベーション維持の裏技
ご褒美ルールで自分にやる気スイッチを入れる
人は“報酬”があると、自然とやる気が出るものです。
そこで有効なのが、自分に小さなごほうびを設定する「ごほうびルール」です。
たとえば「この資料を仕上げたら、お気に入りのカフェでコーヒーを飲む」「1週間やり切ったら、週末に映画を観る」など、明確な報酬を用意するだけで、目の前の作業に取り組む意欲が高まります。
ごほうびは高価である必要はありません。
自分にとって心がほぐれるもの、楽しくなるものなら、それだけで立派なモチベーションブースターになりますよ。
モチベーションが高い人の行動を真似る
やる気が落ちているときは、自分ひとりで立て直そうとするよりも、“モチベーションが高い人”の行動を観察して真似してみるのが効果的です。
これは「モデリング」と呼ばれる心理テクニックで、成功している人の思考や行動パターンを真似ることで、自分にも前向きなエネルギーが伝染してくるのです。
YouTubeやSNS、本などで活躍している人の朝のルーティンや仕事術を参考にするのも良いでしょう。
外部からの良い影響を受け入れることで、自然と自分のモチベーションも上がってきますよ。
モヤモヤを書き出して感情の整理を習慣化する
頭の中にある不安や不満を抱えたままでは、モチベーションはなかなか回復しません。
そんな時は、思っていることをノートやメモ帳に書き出してみましょう。
書くことで思考が整理され、漠然としたストレスが「言語化」されるだけで、心が軽くなるんですね。
この習慣は「ジャーナリング」としても知られ、心理療法でも用いられています。
毎日5分でもいいので、感じていることや今日あったことを自由に書き出してみる。
それだけで、気持ちに余白が生まれ、前向きな行動へとつながりやすくなります。
まとめ
仕事で思うように結果が出ないとき、モチベーションが下がるのはごく自然な反応です。
でも、そこにとどまり続ける必要はありません。
小さな達成感、原点への回帰、言葉や環境の力を借りることで、気持ちは少しずつ上向いていきます。
大切なのは、「やる気がない自分」を責めるのではなく、「どうすればやる気を取り戻せるか」を考えること。
そして、自分に合った方法を見つけて、明日また一歩を踏み出すことです。
心が折れそうなときこそ、自分自身と対話し、支える工夫をしてみましょう。
今日のあなたを救う“モチベーションの裏技”が、きっと見つかるはずです。
ではまた!