こんにちは。ストレス社会で毎日ストレスに晒され、メンタルを病んだり、職場をやめたり、命を落とす人たちを少しでも助けたいという想いから、強いストレスに晒されても折れない、柔軟でしなやかな心を作る手助けをしているアドバンス・レジリエンストレーナーの長沢です。
もう11月も後半。今年の残すところあと僅かになってきましたね。
ところで知ってましたか?この時期が1年のうちで一番ストレスが溜まりやすいということを。
原因は、まず体力的に疲れてくることが一つです。年末に向けて仕事が忙しくなるうえ、気温が下がり、乾燥で風邪もひきやすくなリますからね。また、夏のダメージもこの時期に現れます。特に近年の猛暑は思っている以上にダメージを体に蓄積させています。その上、お酒を飲む機会も増えますよね。
飲酒といえば、先日航空会社のパイロットが乗務直前の検査で規定以上のアルコール濃度が検出され、パイロットの飲酒が話題になりました。「パイロットは正確な判断など厳しいストレス環境を強いられ」ので、「酒でストレスを発散させている人もいる」と説明していましたが、残念ながら飲酒ではストレス発散はできないんですよね。
そこで今日は、飲酒がストレス発散にはならないということと、最良のストレス発散方法を5つ解説したいと思います。
飲酒でストレス発散はできない理由
航空会社のパイロットの飲酒問題で、パイロットは正確な判断と厳しいストレス環境に晒されるので、パイロットによってはお酒でストレスを発散させている人がいるとの説明もありました。でも、これって、はっきりいって間違ってます。
また、「禁酒によってストレスがたまり、別の不祥事起きるのでは?」とありましたが、このように過酷なストレス環境にいることがわかっているパイロットに対し各航空会社がストレス対策を行っていないことのほうがダメでしょうということですよね。
飲酒は間違ったストレス発散法と言えます。逆に飲み方によってはストレスを貯めてしまう原因にもなりかねません。
飲酒がストレス発散にならない理由
- ストレス発散を目的に飲酒をするとお酒の量が増える。
- そのため、翌日に疲れが残ってしまう。
- 愚痴や悪口を言って飲むことが多くなると、その時は気持ちが晴れるかもしれないが、何度も口にすることによって、おりのように心に溜まってしまう。
等が挙げられます。ストレス発散のために飲酒をする人というのは必ず飲酒量が増え、悪循環に陥ります。
今回の事件のきっかけになったパイロットもこの悪循環にハマってしまったのではないかと想像しています。ただ先程も書いたように、会社としてストレス対策をしていなかった航空会社の責任も大きですし、「禁酒によってストレスがたまり、別の不祥事起きるのでは?」という言い方は、ストレス発散に飲酒を勧めているとしか聞こえませんよね。
この時期は忘年会など飲酒をする機会が増えますよね。決して飲酒が悪いといってません。でもそこでストレス発散とばかりに愚痴を言ったり、人の悪口を言ってストレス発散しないでくださいね。できれば明るく、人の悪口を言わない飲み会をすることをおすすめします。
それでは、同じように過酷なストレスに晒されている人がストレスどうやって発散すればよいのか一つ良い方法をおすすめします。
おすすめの方法は、「瞑想」です。
どうも日本では、瞑想というと胡散臭くみられるのですが、決してそんなものではありません。グーグル社が社内研修で瞑想(マインドフルネス)を取り入れてからは、いろいろな会社でも取り上げられるようになりました。
ビジネスマンに瞑想が広まったのは、スティーブ・ジョブズ氏が瞑想を取り入れていることを公表してからですよね。他にも瞑想を実践している有名人の名前を上げてみましょう。
政治家ではアメリカ元大統領のビル・クリントン氏、アル・ゴア氏が実践していると公表しています。政治家以外でもビル・ゲイツ、イチロー選手やサッカーの長谷部誠選手も実践を公表しています。レディー・ガガやマイケル・ジャクソンも関心を寄せていたことがわかっています。
瞑想で、心を落ち着かせ、自分のおかれている状況を冷静に判断し、そこから次の解決策などを考えているようです。
どうですか。瞑想は決して怪しいものではないということをわかっていただけましたか?もし瞑想に興味がわいたら連絡ください。レジリエンストレーニングでも取り入れています。
最新科学からの5つのストレス発散法
ストレス発散でやりがちなのが
- 飲酒
- 人や物に当たる
- ゲームなどにのめり込む
があります。ストレス発散の正しい方法は、自分にも人にも優しいやり方を守るということが大事です。そうでないとあとで後悔して、それがまたストレスを溜めることになりますからね。
それでは最新科学が効果があるといった5つのストレス発散法です。
- 運動をする
体を動かすことで、気分や不安、注意力にプラスの影響を与えることがわかっています。ストレスから守ってくれます。 - 音楽
驚くほどポジティブな効果があることが明らかになっています。不安を和らげ、リラックス効果があります。
女優の有村架純さんは朝の連続番組を取り組んでいた時、「『ウッ』てなっちゃった時に好きなミスチルさんとかの曲」とMr.Childrenの楽曲を聴いていたといってました。 - 呼吸法と瞑想
すでに世界中で様々な効果が注目されています。集中力を養い、心や頭をすっきりさせます。 - ライティング(日記)
なにか気分を害したときなどに、自分の感情や考えをイメージや文字にすることが、ポジティブな効果があることが分かってきました。 - 没頭できる活動(フロー体験)
なにかに夢中になって没頭する体験のことで、自然な高揚感を感じることができて、元気になるといわれています。グーグルが社員研修のマインドフルネス(瞑想)でフロー体験を生み出すとしています。
イライラした感情を止めようとするのではなく、感情や身体を落ち着かせることが大切です。そうすることでセルフコントロールしやすくなり、大きな視野を持って状況を捉えることができるようになります。
本日のまとめ
この時期は夏の疲れと忙しさ、寒さなどが重なりストレスがたまりやすい時期です。お酒を飲む機会も増えるので、ついついお酒の力を借りてストレス発散と考えてしまいがちです。でもストレス発散はお酒ではできません。逆に飲みすぎて翌日に疲れを残してしまうなど、後悔だけが残り、ストレスの上塗りをしてしまいがちです。
飲酒するなら悪口、愚痴なしの明るい飲み会を企画してくださいね。
その他には最新科学が効果ありとるストレス発散方法は
- 運動をする
- 音楽を聞く(楽器演奏も○)
- 瞑想をする
- 日記を書く
- 没頭できる活動をする
をおすすめします。
ストレス発散方法に興味関心があるひ方は、お問い合わせからご相談ください。企業研修も行っています。
レジリエンストレーナーの長沢でした。では今日はこれまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。