こんにちは。ストレス社会で毎日ストレスに晒され心を痛め、メンタルを病んだり、職場をやめたり、命を落とす人たちを少しでも助けたいという想いから、強いストレスに晒されても折れない、柔軟でしなやかな心を作る手助けをしているアドバンス・レジリエンストレーナーの長沢です。
広島県で大変悲しい事件が起こりました。母親が「将来を悲観して」我が子を殺害してしまったという事件です。
11月19日の夕方、母親が、「将来を悲観して」自分の子供二人を刃物で刺し、殺害したという事件です。警察に通報したのは母親本人だといいます。近所の方々の話では、よく親子で遊んでいたとのことです。
まだ詳細はわかりませんから軽々しいことは言えません。でも今思うことは本当に痛ましい事件だということです。そこには虐待などのようすは伝えられていません。「将来に悲観して」という理由が本当であればなおのこと悲しいことです。
我が子を手にかけてしまうほど「将来を悲観して」しまうことって何なのか。育て方が難しい子供だったのか、お母さんに疲れがあったのか、お父さんや周りの協力が得られなかったのかなどなど想像でしかありませんが、今この情報化の時代にあって「将来に悲観」というのが悲しすぎます。
今日は、子供が育てにくいなと悩んでいる子育て真っ最中のお母さんたちに一人で悩まないで!というメッセージを送りたくて書いています。
悩んだら相談して!相談するところはたくさんあるよ!
子育てはみんな初めての経験です。あなたができないんじゃないです。みんな手探りで子育てしています。だから悩んだりするのは当たり前。一人で悩みを抱えないでください。子育てに困ったり悩んだりしたときに相談できるところをあげておきます。子育てだけでなく、夫婦関係での悩みなど難しい悩みにも相談できるところもあります。
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各地域の子育て支援センター
あなたの住む地域にも必ずあります。「子育て支援センター」は、市町村が主体となって管理している施設で、基本的には誰でも無料で利用する事ができます。ここには、保育士さんや保健師さんなどが常駐しています。希望すれば育児相談も無料で行っていますよ。多くの施設では、無料電話相談も行っていますよ。
- よりそいホットライン (0120-279-338)
夫婦関係の悩みや子育ての苦しみなど身近な人にも相談しにくいデリケートな悩みも相談に乗ってくれます。電話相談なので、プライバシーが守られ、親身になって応じてくれますよ。思いつめる前にぜひ相談をしてくださいね。
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子育てホットライン(03-3486-4416)
ここは日本保育協会が運営しています。保育のプロが子育てに対する質問や悩みに対して的確な答えを返してくれますよ。
何よりも一人で悩まないことが最も大事なことです。悩んだらまず相談です。
子育てはみんな初めて完璧な子育てなんかないよ!
僕が30年以上教育の仕事をしてきて今本当に思うことは、子育てって人間関係作りだということです。そして、人間関係作りのいちばん大事なポイントはまず「相手を受け入れる」ということです。
これは大人社会でもいえることなのですが、人間関係に軋轢が生まれるときっていうのは、必ず相手を変えようとしているときなんですよね。
例えば、自分の考えを押し付けたりね。ジェネレーションギャップというのはその最たるもの。「今の若いもんの考え方がわからん」って当たり前なんです。この当たり前を受け入れないで、自分の考え方で接しようとして発生する軋轢がジェネレーションギャップです。
話を子育てに戻すと、お母さんやお父さんは、まず、我が子のありのままの姿を受け入れて、毎日、肯定しながら受け入れ続けることです。
でも、どうしても、お母さんやお父さんからみたら、ちょっと直してあげたくなるところや欠点に見えるところが出てきますよね。わかりますよ。自分の育った環境から得た価値観や世間にあふれる子育て情報と我が子を比べたりしてしまいます。でもそんなところばかりに目を奪われると子供には劣等感しか与えません。
よく心理学では、港に例えて説明することがあります。子供の中に大きな港ができれば、成長して航海に出たときに嵐にあったり迷ったりしてもいつでも戻ってくることができる。戻る場所があるから安心して航海ができる、だから子供の中に港を作ってあげることが大切なんだよと。
これが「愛着」です。最近良く話題になる愛着障害というのはこの港が子供のうちに作られなかったことを言います。
お母さんやお父さんからみて欠点に見えてしまったりいたらないと思えるところは、この港ができてからでも十分に修正できます。というよりもこの港ができていなければ、その後の教育もなかなか成果が上がらないかみられません。
まとめ
子育ては、みんなはじめての経験です。わからなくて当たり前で、悩んで当然なんです。でも悩んだ時は一人で抱え込まないでくださいね。身内やママ友にも相談できないようなことでも相談できるところはたくさんありますからね。例えば、
- 各地域の子育て支援センター
- よりそいホットライン
- 子育てホットライン
一人で悩まずにまずは相談してください。
子育ては、たいへんだけと楽しいものですよね。親の価値観やたくさんの情報で子供を育てるのではなく、まず子供を受け入れてください。子供の中に「愛着」という安心感できる大きな港を作ることが何より大事です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた。
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