長編アニメ60作品目となる記念作品『ミラベルと魔法だらけの家』を観てきました。
今日は、この映画の見所をポジティブ心理学とレジリエンストレーナーの立場から書いていきます。
こんにちは、メンタルトレーナーの長沢です。
今日、新しい気付きや心動くこと見つけましたか?
自分の強みを生かしながら、モチベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるサポートをしています。
この映画は、アニメですが、ミュージカル映画です。ストリーなど細かなことは気にしないで楽しむことを優先で観ることが大きなポイントです。ストーリーなどを難しく考えて観ると????マークが頭の中いっぱいに拡がることになります。
個人的には、コロンビアなど南米が好きで、スペイン語が少しわかることや南米音楽が好きなこと、ミュージカル映画が好きなこと、そして、コロンビアが舞台ということでとても楽しみにしていました。
今日は、この映画を観たら元気になれるポイントを書いていきます。とても共感するところも多く、勇気がもらえますよ。
それではどうぞ。
どうして自分だけ?と人と比べてしまいがちなあなたへ
主人公は、ミラベル。魔法だらけの家に暮らすマドリガル家の一員です。
マドリガル家では子供が5歳になると、魔法だらけの家から、特別な魔法の贈り物(ギフト)が送られます。その魔法は一人ひとり違い特別なものです。動物と話せる力だったり、花を自由に咲かせることができる力、天気を変えることができる力などです。
でも主人公のミラベルは5歳になったときに、儀式に臨むも、特別なギフトは授けられなかったのです。
マドリガル家の人たちは授かったギフトで町の人達を助けることで信頼と人気を受けています。ミラベルも町の人達の役に立ちたいと思っています。でも自分には特別なギフトがないという負い目とどうして家族の中で自分だけが魔法のギフトがないのかというという疎外感を感じながら、苦しく悲しい気持ちを持ちながら生活しています。
主人公ミラベルは、そうなんです。全く僕たちと同じように、ついつい比べなくてもいいのに周りの人と自分を比べてしまい、自分のできなさや小ささに目がいって落ち込んでしまうんです。
特別なギフトとは何か?
この映画の舞台は、南米コロンビアの田舎に住むごくごく狭い家族ドラマです。
そう考えてみてみると、特別なギフトというのはその家族でそれぞれが担う役割のように見えてきます。
例えば、長女は、自由に花を咲かせることができます。お母さんは、家族の傷を治す事ができる魔法を持っています。
これって、例えば、
長女というのは、最初の子とということで、大事に大事に育てられますよね。ちょうど他の子供達との差がそこで表現されているのではないかと思います。長女は完璧でみんなから愛され慕われる存在。
お母さんは、家族を見守り癒やしてくれる存在、というようにそれぞれが描く家族像のステレオタイピとしての「ギフト」=期待なのではないかと思います。
そしてそれは、行き過ぎた期待となるとその人の重しとなり苦しめることになるというのが一つの見どころに思えます。
まさに僕たちの身近な物語ですよね。
あなたも家族の中で、本当は自分とは違う役割を求めれたりしたことはありませんか?
このように考えてみると、自分があれやこれやと比べていた人たちも、もしかしたら周りの期待からそう演じずにはいられないのかもしれません。
そして、自分から見たら羨ましい姿も、本人からしたら、その重圧に押しつぶされそうになっている姿なのかもしれません。
役割から開放され、自分らしく生きることの喜び
後半では、それぞれのギフトに対する期待とプレッシャー、本当の自分への気付きなどがテーマになってきます。
ここでの一番の見所は、ひとりひとりの気づきでもあるのですが、家族の一員としての気付きでもあります。
家族の中で特別なギフト(役割)を演じ続けなければならなかった苦しさを解消するということは、周りの家族もそう見なければなりません。まさに家族としての再生の物語となります。
ついつい僕たちは、身近の家族、親兄弟、自分さえも、決まった家族のギフト(役割)としてみていることに気が付きます。もっというと自分がこうあってほしいと思うような役割で生きてほしいと願っていたりします。
それに気づくと、
もっと家族一人一人のことにちゃんと目を向けて見ようとか、自分ことももっとちゃんと考えようということに気づかせてくれます。
そして、自分にも自分らしく生きることがギフトであることを気づかせてくれます。
まとめ
ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』はミュージカル映画としてとてもおもしろい映画です。是非オススメします。
ポジティブ心理学とレジリエンストレーナーとしての観点を付け加えると、憧れている人たちにもその役割への重圧で苦しんでいる可能性があることや、人それぞれに持っているものは違っていて当たり前で、役割を生きるのではなく自分らしく生きることで、より幸せになれるということを教えてくれます。
ついつい人と比べて、自分の小ささに落ち込んでしまうあなたへぜひおすすめの映画です。
ではまた。