こんにちは、ストレス社会で毎日ストレスにさらされ心痛め、心が折れ職場をやめたり、命を落とす人を一人でもなくしたいという思いから、強いストレスにさらされても心折れることなく、柔軟でしなやかな心をつくる手助けをしているレジリエンストレーナーの長沢です.
今日は、僕が主催している朝活学習会に参加される男性に案外多い子育ての悩み。特に娘さんとの関係に悩んでいる方が多いので、娘さんに好かれるための秘訣を書いてみました。参考になると嬉しいです。
娘に好かれる4つの秘訣
娘に好かれる秘訣は
- 上手な叱り方・褒め方ができる
- 社会のルールをしっかり教える
- 娘の成長に背を向けない
- 妻を大切にする
子供が産まれるととても感動します。特に産まれた子が女の子だった場合、男親は、「目の中に入れても痛くない」ほど可愛いものですよね。慣れないながらも一生懸命お風呂に入れたりしませんでしたか?でも気がついたら、娘の方から距離を置かれてしまう。「そんなに露骨に俺を避けなくたっていいんじゃないか」と嘆いているパパもいることでしょう。
娘の成長は早いですよね。成長は喜ぶべきことですが、寂しさもあります。それが、思春期に入ると、ろくに口もきいてくれなくなます。
多くの場合、娘との関係がぎくしゃくしてから、「どうしたらいいんだろう」と考えてしまいます。でも、本来は、娘が小さい頃からどのように関わってきたかが大切です。
ある研究では、父親と娘の関係として最も大事なことを
一定の距離を保ちつつ、しかし信頼し見守り続ける目を持つこと (九州大学)
としています。放任ではなく、愛情をかけている姿を見せることが大事だよということです。
それでは、次に5つの秘訣のポイントを書いていきます。
上手な叱り方・褒め方ができる
娘に限らずですが、厳しい言葉でコントロールしようとするのではなく、背中を押す・困ったらサポートしてあげるという「見守る父親」になるためにも「褒め方・叱り方」のレパートリーを増やし、上手にできるといいですね。
例えば、幼児の時は「すっご~い!ね」といえば喜んでいたが、小学生に上がると、それだけでは響かなくなります。具体的に、「〇〇してくれてありがとう。パパもママもとても助かったよ」と褒めてあげることが大切になります。具体的で感情がこもていることが大切です。
娘がいくつになっても褒められる父親は娘を幸せにします。きちんと娘のことをみていなければ褒められません。「娘の成長に背を向けない」ということにも繋がります。娘の成長をしっかりと意識し、ツボとタイミングを上手に押さえた褒め方上手を目指しましょう。
叱り方のNGワードは「~しなさい」などの命令口調です。そのうえでポイントとなるのは、「頭ごなしに否定しない」ことが大切です。例えば兄弟げんかでお姉ちゃんが下の子を叩いてしまったときなどありますよね。そんなときも、頭ごなしに「叩いちゃだめでしょ!」と言っちゃいけないです。まずは「何があった?」と言い分を聞き、肯定できる部分には「そうだね」と相槌を打ちます。その上で、なぜ叱るのかを伝えます。そして、問題の原因だけを叱りましょう。例えば、「そうだったんだね、でも、叩くのは良くないね。そういう時は嫌だよって言ってみようか。」などと伝えましょう。人格を否定したり誰かと比較したりする言葉もNGです。子供の心を傷つけてしまいます。
社会のルールをしっかり教える
今も昔も「してはいけないこと」「してあげたいことは」に変わりはありません。
例えば、誰かに暴力を振るってはいけないとか、困っている人がいたら助けるとかですね。
そんなの当たり前じゃない?と思われるかもしれませんが、本当にそうですか?僕は、地下鉄やバスで席を譲り合うことをお願いするアナウンスを聞くと悲しくなることがあります。何かの本で読んだ記憶があるのですが、アジアはじめ欧米では、父親が子供に席を立たせるそうです。そう親が立つのではなく子供に立たせるのです。社会のルールを父親が教えているのです。
娘に嫌われるのではないかと心配する父親も多いと思いますが、自信を持って伝えてください。娘の将来を考えたら必要な行動です。
娘の成長に背を向けない
これはとても難しいのですが、要は父親もしっかりと娘の成長にかかわるということです。娘の心と体の成長は想像以上に早いです。娘の成長をいつも意識できるようにしておくことが大事です。娘の心と体の成長に気づけるからこそ思春期に入ったときに、適切な距離を保ちながら、お互いを認めあう関係が続きます。
妻を大切にする
娘はいちばん身近な父親から男性像を学びます。
母親が父親から情緒的な支持を受けている、要はしっかりと愛情表現がされている家庭の娘は、父親を魅力的に感じるという研究結果があるくらいです。当然、母親からの父親への評価にも娘は敏感です。「洗濯物一緒に洗わないで」という発言には母親からの父親への評価と無関係とは言い切れません。
娘との信頼関係をつよめるためには、夫婦での信頼関係も重要だということですね。また、娘に見られていることを意識して行動するだけでも、娘との関係は変わってきますよ。娘に限らず子供は、思っている以上に親をみています。
子供の発達に合わせた接し方が大事
4つの秘訣と言っても娘の成長にあわせた適切な対応が必要にになります。次に発達のステージに合わせた対応について書いていきますね。
- 0~6歳位までのステージ
- 6~12歳前後までのステージ
- 10歳前後から18歳くらいまでのステージ
ちょっとざっくりとした分け方ですが、このくらいの間隔のほうが神経質にならないと思います。でも子育ての基本は、いつのステージでも愛情を沢山注ぐことですよ。
乳幼児期(0~6歳位まで)のステージ
この時期はとても大事な時期です。特に2,3歳位までは愛着関係を築くことがとっても大切になります。いっぱいいっぱいスキンシップや言葉を惜しみなくかけてください。娘が自分は愛されている存在だということが感じられることが大事です。
学童期(6~12歳前後まで)のステージ
社会や我が家のルールをしっかり守らせる一方で、子供の自発的な考え方を尊重して自立心の目を育てることが大切な時期です。
この時期の娘は異性である父親と距離をとろうとするのは自然なことだと言えます。そこで幼児期のようベタベタとした接し方をすると嫌がられます。
中・高校期(10歳前後から18歳くらいまで)のステージ
思春期独特の悩みを抱える娘と一定の距離をおいて、助けを求めてきたときに受け止められるような関係を作っていくことが大事になります。
このステージが父親にとって一番気をつける時期となります。
この時期を間違って、しつけ感覚でガミガミ叱る父親はまず娘に嫌われます。「こうしたほうがいい」などと言うのも押し付けと取られる可能性があります。
この時期こそ、一定の距離を置き、でも「ちゃんと関心は持ってる」姿勢を見せることです。また、強い反抗にあっても感情的にならないことです。
「ウザッ!」とか「あっちいってよ!」とか言われるかもしれませんが、娘のペースに乗らず「どうした?何かあったのか?」くらいの余裕を持った落ち着いた態度で接することが大事です。どうしても感情が押さえられないときには、その場から離れ、散歩でもしてくるのが一番いいです。
まとめ
目に入れても痛くないと思っていた娘が成長とともに離れていく寂しさは、多くの父親が体験することですよね。でもそうならないための秘訣もあります。娘とのよい関係を作っている父親は自然にできていることが多いです。
- 上手な叱り方・褒め方ができる
- 社会のルールをしっかり教える
- 娘の成長に背を向けない
- 妻を大切にする
娘の成長のステージに合わせながら、4つの秘訣を実行したらきっとあなたも娘から好かれる父親になれますよ。
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レジリエンスが学べる朝活in東札幌
なぜ朝活なのか。それも休日に?
お休みの日くらいゆっくりしたいと思いますよね。わざわざ休日にそれも朝から勉強?と思っちゃいますよね。よくわかります。
僕は、月曜日がとても憂鬱でした。
日曜日は何となくテレビをダラダラと観てしまい、夕方くらいから、また1週間がはじまるなーと思うとどっと疲れがぶり返すようでした。
でも、学習会など朝から活動があった時は、意外に月曜日を元気に迎えられたような気がしていました。
実は、これにはちゃんとした理由がもあります。
肉体的な疲労、精神的な疲労をとるには、とにかく睡眠です。よく寝ることが一番良いです。
でも、翌日からのモチベーションを高めたり、仕事の効率を高めたりといった時の休日の過ごし方は、外に出て活動することが一番なんです。
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