なんのために学び、働き、いい大学に行き、出世を目指すのかというと、突き詰めると、それは幸せになりたいからだということについて前回書きました。
でも、いくら学び働いても、幸せになるとは限りません。真理は逆で、幸せであるから学びや仕事がうまくいくのだといいうこともポジティブ心理学の発見として紹介しました。
では、「幸せ」とは何なんなのか!
今日は幸せについて書いていきますね。
こんにちは、ポジティブな生き方で、人生も仕事も充実させ、幸せと成功へと導くメンタルトレーナーの長沢です。
今日、新しい気付きや心動くこと見つけましたか?
自分の強みを生かしながら、モチベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるサポートをしています。
今日は、幸せに付いて。日本では、恥ずかしくてあまり話題にすることは少ないかもしれませんね。なぜ、日本人は幸せとか幸福とかいう言葉に恥ずかしさを感じるのでしょうかね。
でも、学びや仕事で成果を上げたいならとても大事なことです。ぜひ考えてくださいね。
ではどうぞ。
あなたにとって「幸せ」ってなに?
実は、「幸せ」については紀元前の昔からあなたもよく知っているような有名な哲学者や賢人と言われる人たちによっても議論されてきたんです。そして様々な「幸せ」に関する名言も生み出されてきました。
それだけ、「幸せ」と言うことは昔から多くの人にとって関心の深いことだったということがわかりますよね。
ですから、僕たちも自分の人生を考える上で、「幸せ」についてちゃんと考えることが大切なことなんですね。
2種類の「幸せ」
「幸せ」について考えやすいように、ベースとなる考え方をお教えします。
まずは2種類の「幸せ」についてです。その2つとは、
- 気分が良い「幸せ」
- 成長する「幸せ」
です。
気分が良い「幸せ」
これは、「ヘドニック」という考え方が元になっています。
享楽的・快楽的な行き方ををし、人生最大の快楽・喜び・単なる快感を得られればそれで良いとする幸福論のことです。
少し偏った考え方ですが、今は、例えば、
家族や友達と一緒に入られて嬉しい、好きなことことをして楽しいとか
元気だったり、体の調子が良い、美味しい、心地よい、気分が良いなどの「気分」も気分が良い「幸せ」と考えられています。
成長する「幸せ」
これはアリストテレスの考え方から生まれたユーダイモニックという言葉が元になっています。
良い人生を目指す、徳のある生き方をし、価値のある行為をする事によって得られる「幸せ」のことを言います。
ちょっと硬いですね。
現在では、
目標を持って達成することや他の人のためになることをするなどと考えられています。
例えば、少し辛い練習をしてうまくなった、悩んだり苦しんだけれど、成長できたとか人を喜ばせることが自分の喜び、人の役に立ってうれしいなどが考えられます。
3つの幸福論
2つとか3つとか数がよく出てきますね。(笑)
この3つの幸福論はポジティブ心理学の創始者とも祝っるセリグマン博士の理論です。
3つの幸福論
- 快楽的な幸福
五感を通しての心地よい感覚
・・・味覚・臭覚・聴覚・触覚・視覚 - 充実した幸福
自分の強み・美徳・才能を知り、生かす「場」がある
「フロー体験」・・・一体化・没頭 - 意味ある有意義な幸福
自己を超越した何かのため
自分の強みと熱意が中心
人生の意義を感じ、生まれてきたことに意味を感じる。
セリグマン博士の理論はその後、ウェルビーイング理論へと変遷していきます。
詳しくはこちらの記事を読んで下さいね。
その他の「幸せ」観
これから紹介する「幸せ」は仕事からみた「幸せ」です。
人というのは、仕事を労働・キャリア・天職の3つのうちの一つとして捉えているという観点から考えたものです。
詳しく説明しますね。
- 仕事を労働として捉える
基本的に退屈で、金銭的な報酬のためにするもの。朝仕事に行くのは「そうしたいから」というよりも「そうしなければならないから」行くのであって、仕事に何も期待せずに、週末の休みを心待ちにしている。 - 仕事をキャリアとして捉える
お金や昇進といった外的要因や権力や特権の獲得が働くための動機です。 - 仕事を転職と捉える
働くこと自体が目的です。給料や昇進も大事だけれど、このタイプの人は働きたいから働くという感じです。自己成長や向上心などの内的動機から仕事をします。精神的に充実していて、仕事をある意味特権だと考えます。
まとめ
最後にもう一度あなたに質問です。
あなたにとって「幸せ」とはなんですか?
「幸せ」に対する定義には正解はありません。
「幸せ」は一人ひとり異なるものですし、自分の頭と心で決めるものです。
そして、それを感じられている人ほど、学びの場でも、仕事の場でもより成果を上げることができ、成功している人が多いということが現実です。
成功するから幸せなのではない、幸せだから成功するのです。
ではまた。