東京オリンピックが延期に!不確実な社会で困らないように今できること

とうとう東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まりましたね。

今の東京オリンピック・パラリンピックをめぐる状況はまさに先行きが見えない状況ですが、今日は、こういうときだからこそできることについてお話していきます。

こんにちはメンタルトレーナーの長沢です。

自分の強みを生かしながら、チベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるサポートをしています。

東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まり戸惑っている方も多いと思います。

例えば、語学を学んでいて、オリンピックでは通訳をしたい、外国人をおもてなしするボランティアをしたいと考えていた人たち。

もちろん選手として出場する方々も先行きが不安な思いを持っていることですよね。

でもこんなときだからこそ、できることがあります。

あえて不確実性に直面するよう努める

ちょっと変な言い方ですが、説明します。

そもそも人生において「絶対不変の確実なもの」なんていうのは実際のところほとんどなくて、不確実性はあらゆる場所に存在していますよね。

もっと言えば、不確実性だらけです。

そう考えると、人生の全てを予測してコントロールしようとするなんていうのは無謀というかむしろ逆効果になりかねません。

行き過ぎると強迫性障害になるおそれもありますよ。(ちょっと大げさにいいました。)

「人生に確実なものは何もない」と認めることで、不確実な人生に対処しやすくなります。

そのうえで、です。

誰でも日常生活の中で多くの不確実性に直面しますが、あなたはこんなことをしていませんか?

  • 仕事についてわからない点があればすぐに誰かに助けを求めるか先延ばしにしてしまう。
  • 出かける前には天気や交通機関について入念に下調べをしてしまう。
  • 誰かと待ち合わせをする時は直前に何度もスマートフォンでやり取りを重ねてしまう。

これは、人というのは、あやふやで未知のイベントは不快感を伴うため、できるだけ不確実なイベントを避けようとする心理が働くためです。

このように不確実性を回避することは短期的にはストレスの軽減につながるのですが、長期的に見れば不確実なイベントへの耐性を失ってしまう結果になります。

「不確実性への耐性は鍛えなければ弱まってしまう筋肉のようなもの」

と言われます。

あえてGPSに頼らず直感で目的地まで歩いてみたり、事前にアーティストの曲を聞かずにコンサートへ行ってみたりすることで、不確実性への耐性を強められると言われているんです。

試してみてはどうでしょう。

より大きな目標に目を向ける

これは、かなり実証的に語られることが多いものです。

例えば、第二次大戦時のユダヤ人の方々が語っています。

このブログでは何度も登場する『夜と霧』を書いたヴィクトール・フランクルやノーベル生理学・医学賞を受賞したレーター・レーヴィ=モンタルチーニなどが有名です。

ナチスが猛威を奮っていた時代に、戦争そのものが先行き不安なものである上に、ユダヤ人である彼らにとっては身の危険をひしひしと感じながら不確実性に囲まれた閉塞感の中にいた生活と強制収容所での想像を絶するような生活を生き延びた方法を彼らは教えてくれます。

その彼らに共通していることは、「人生の目的を見つけたり再発見したりすることが人生の不確実性や不安・ストレスに対処する上で役立つ」ということです。

とても示唆に富んだ考え方だと思いませんか?

先行きが見えない不透明さに意味なく不安になったりストレスを感じるのではなくもっと先を見つめた、目標を持つことで先行きの見えない不透明さを許容する容量を増やしていくことができるということですね。

東京オリンピック・パラリンピックは延期になりましたが、より成長した自分が、オリンピックの舞台で活躍することを目標に持っていきましょう!

自分自身の回復力・復元力に期待する

人は不安や不確実なことが起きるとネガティブに捉えてしまいます。

これは、何度も触れていますが、人間の生存本能として、人は危険に対処するためにネガティブな感情を感じやすいようにできているからなんですね。

そして、ネガティブな感情というのは、頭にこびりつきやすく、身体や心に悪影響を与えて悪循環を起こしがちなんです。

そのことから、不安や不確実なことにネガティブな感情を持ち続ける自分を段々と嫌になったり過小評価することが起きるのです。

でも、人は、非常にストレスの多いトラウマ的な出来事に遭遇しても、ショックから立ち直る事のできる回復力・復元力を持っています。

その力の強さは人それぞれですが、誰にでもある力です。

この回復力や復元力のことをレジリエンスといいます。

そのため、不安や不確実なことを必要以上にネガティブに捉えることは無いのです。

自分の復元力・回復力を信じて、不安になりすぎないようにしてくださいね。

ただ、このレジリエンスというのは、鍛えないと弱くなっていきますので、日頃から鍛えることも必要です。

今日のまとめ

東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まり、不安感や戸惑いを持っていると思います。

でもこういうときだからこそ、できることがあります。

  • あえて、不確実なことに直面して、不確実性への耐性を鍛えること
  • より大きな目標に目を向けること
  • 自分の回復力を信じてること

更に自分が成長した姿でオリンピックで活躍できるよう進んでいきましょう。

ではまた。

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