松坂桃李と山本美月のドラマ「パーフェクトワールド」は映画を超えるか?

ストレス社会で毎日ストレスにさらされ心痛めて心が折れ、職場をやめたり、命を落とす人を一人でもなくしたいという思いから、強いストレスにさらされても心折れることなく、柔軟でしなやかな心をつくる企業研修・セミナー・レジリエンス教育(小・中・高・大学生)・レジリエンストレーニングを行っているレジリエンストレーナーの長沢です。

今週からテレビで障害者を主人公にしたドラマが始まりました。松坂桃李さんと山本美月さんが主演の「パーフェクトワールド」です。最近は、障害者をテーマにした番組は「感動ポルノ」など色々と物議を呼ぶことが多いので気になってました。

それとですね、ちょっとすごいのは主題歌です。菅田将暉さんが歌っているんですが、これ、米津玄師さんが菅田将暉さんのために作詞・作曲・プロデュースまでしたという「まちがいさがし」という曲なんです。主題歌だけでも聞きたい!と思いませんか?

ということで、今日は、「松坂桃李と山本美月のドラマ「パーフェクトワールド」は映画を超えるか?」というタイトルで記事を書いてみました。

松坂桃李と山本美月主演の「パーフェクトワールド」のみどころ

障害者を主人公にしたドラマは、これまでにもたくさんありましたよね。思いつくものでも中居正広さん主演「ATALE アタル」、酒井法子さんの「星の金貨」等々。でも最近では、24時間テレビの内容が、障害当事者の方たちから「感動ポルノ」と批判されていました。障害のある方を取り上げるというのは、なかなか難しい問題があったりしますね。

このドラマは、事故により車椅子での生活を余儀なくされた主人公が、障害者として生きることの難しさや葛藤が描かれていきます。同時に山本美月さんが演じる健常者が障害者の方と関わる時の葛藤も見どころの一つになっているように思いました。

障害者の方と関わるときに、「障害があって可愛そう」とか「同情する」という見方は違うのではないかという思いがあっても、一方ではそれは、自然と湧いてくる感情でもありますよね。この感情が自然に湧いてくるというところに本当は大きな課題があります。

でも、この感情はどうして湧いてくるのかということを掘り下げてほしいのですが、そこはちょっと難しいかもしれません。これ以上は多分テレビでは、無理でしょう。ただその感情に葛藤していることはわかりました。

これからの展開がどうなっていくのかちょっと期待させてくれるものはありました。

ホームページで掲げられている「ありふれたラブストーリーになりますように」というメッセージはまさに、主人公が抱える障害が、他の誰もが生きるために抱える生きづらさとか不自由さとかと同じなのだということを伝えているように思います。

映画『こんな夜更けにバナナかよ』では、障害があって周りに依存するのは当たり前で何が悪い!というメッセージを伝えました。今上映中の『岬の兄妹』では、障害者の生活を真正面から訴えかけています。

それらは、多様性という中で障害を捉えることの大切さ・必要性を訴えかけてきます。

このドラマには、そんな期待感を抱かせる要素が詰まっています。

松坂桃李と山本美月の「パーフェクトワールド」は映画で語られなかった部分を描けるか?

映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』公式HPより

 

この「パーフェクトワールド」という物語は、昨年岩田剛典さんと杉咲花さん主役で上映され、話題を呼びました。原作では、実際に阿部一雄さんという車椅子の一級建築士の方がモチーフになっています。映画ならではの世界観が作られ大変好評でしたが、恋愛要素が全面に出されていたように思いました。

ドラマでは、第1話だけで、映画の殆どの部分が語られています。そう考えると今後、映画で語られなかった部分をより丁寧に語っていくのではないかと想像します。単なる恋愛ドラマではなく、「障害」や「障害者」について考える事のできるドラマとして期待したいと思います。

まとめ

ただ感動を呼ぶためだけに障害や障害者を描くことに違和感を感じる人が多くなったことは良いことだなと考えています。新しくはじまったこのドラマが、本当に「ありふれたラブストーリー」になるために超えなければならないハードルを今後どのように描いていくのか、ちょっと楽しみになりました。

ということで、今日は、「松坂桃李と山本美月の「パーフェクトワールド」は映画を超えるか?」というテーマで障害者を主人公にしたドラマについて書きました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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