よく心が強いとかストレスに負けない心、神メンタル等々言われることがあります。
でも実際に、心が強いとか神メンタルってどういう心のことなんだと思いませんか?
こんにちは、ハーバード大学流心理学で心と脳をポジティブに整える専門家の長沢です。
今日、新しい気付きや心動くこと見つけましたか?
自分の強みを生かしながら、モチベーション高く、前向きに、そして、ワクワクしながら、自分で考え行動し、ポジティブで健康な心で生きられるようにサポートしています。
「毎日ストレスでイライラしてつらい」
「人間関係で凹んでばかり」
などなど、このようなことを感じて毎日を過ごしていませんか?
今日は心(メンタル)の強さに付いて書いていきます。
ではどうぞ。
心(メンタル)が強いってどういうこと?
あなたは、「心(メンタル)が強い」人をどのようにイメージしますか?
どんな困難にも負けない屈強な心の人でしょうか?
鋼のように強いメンタルの人のことでしょうか?
「強い心」をイメージすると、どうしても鋼のように屈強で、強い心を思い浮かべることが多いと思います。
でも、人生を思い通りに生き抜く強い心というのはそのような心の強さではありません。
鋼のように強く、折れない心は、案外脆いものなんです。
そして、強い力に負けてポッキリと折れたときには修復のできない深い挫折感を感じてしまいます。
本当の心の強さとは、
心が柔軟でしなやかさを持っているということです。
これを「心のレジリエンス力」と言います。
例えば、竹のようなしなやかさです。
台風で大木はポッキリと折れてしまうことがあっても、竹はしなやかに受け流すことができますし、地下に広く張った根は簡単には倒れません。
例えば、ゴム毬のような柔軟さです。
ゴム毬は力を加えて、凹ませても力をうまく受け止め、凹んだり形を変えたりします。そして、力がなくなるとすぐに元に戻ります。
本当の心の強さというのはこの心のしなやかで柔軟なこと、つまり心のレジリエンスのことを言います。
心のレジリエンスとは?
心のレジリエンスとは、すでに述べたように心のしなやかさや柔軟さのことです。
心のレジリエンス力が高い人は、
- ストレス耐性が高くなります。
逆境などの大きなストレスやプレッシャーがかかるような場面でも、感情をコントロールして、ポジティブに困難を乗り越える方法や対策を考えることができます。 - 様々な変化に対して柔軟に対応する気持ちが強くなります。
多くの人は変化に対して消極的ですが、心のレジリエンスの高い人は変化にも十分に対応し、今までの慣習にとらわれることなく、状況に応じた、考え方や行動を取ることができます。 - 自己認識力が高いです。
自分の長所や短所がわかり、自分自身をよく理解しているので、感情を上手に処理することができます。 - 自己効力感が高いです。
困難に立向う意欲があり困難の乗り越えるために努力することができます。 - ソーシャルサポート力があります。
友達や家族など信頼できる人たちとつながり、支え合うことができます。
心のレジリエンス力は鍛えれば高めることができます。
心のレジリエンス力というのは、どんな人も持っているものです。
その強さは人によって違いますし、状況によって変わることもあります。
でも、どんな人にもある力ですし、鍛えれば誰でも高めることができる力でもあるんです。
心のレジリエンスは、鍛えればより強くなります。
そのためにもまずは、
簡単なストレスから開放されるようなストレスに対するコーピングリストを作ること。
ソーシャルサポートを増やすこと
友達や家族との関係を大事にし、安心できる相手を持つことが大事ですよ。
セルフケアをしましょう
自分の好きなことや好きなものを楽しんだり、健康面に配慮しましょう。
そして重要なのは、
思考のアンバランス差に注意してバランスの良い考え方をするように心がけましょう。
これらの基本的なことを改善するだけでも効果的ですが、準備が整ったら心のレジリエンストレーニングを受けてみましょう。
まとめ
心の強さは、よく言われますが、一体どういうことが心の強さというものなのかわかりにくいですよね。
今日は、心の強さとは、鋼のような強さのことではなく、しなやかで柔軟なこととだというお話をしました。
心のしなやかさや柔軟性とは、心のレジリエンスと言いますが、この心のレジリエンス力は、誰にでもある力で、鍛えればどんどん高める事ができます。
ぜひ心のレジリエンス力を高めて、人生を豊かに生き抜いてくださいね。
ではまた。