こんにちは。「人生が変わる折れない心をつくる」メンタルトレーナーの長沢です。
この時期は、時節柄ストレスについて書くことが多くなっています。今日もストレスについて書きます。
今日はストレスを感じやすい人の特徴を、今までとはまた違う別な角度から考えてみました。
ゲシュタルトの輪って知ってます?
こんな図です。心理学では結構有名な図です。「ゲシュタルトの欠けた輪」とか「ゲシュタルトの欠けた円」などという言われ方もします。
これで何をするかと言うとですね。まず、あなたに質問です。
あなたがこの図をみたとき一番最初にどこに目がいきますか?
そうですよね、多分輪の欠けたところですよね。多くの人が輪の欠けたところに目が行くと思います。
この「ゲシュタルトの輪」という図は、人は欠けたところに目が行きやすいという心理特性がよく分かる図なんですよね。
この図は、ゲシュタルト心理学を応用したゲシュタルト療法から来ているものです。
ゲシュタルト療法
ゲシュタルト心理学は、ものすごく簡単に言うと、人を要素的に見るのではなく、構造化された全体としてみることで理解していこうと言う理論です。
そこから、ゲシュタルト療法は、課題解決に際して、欠けている部分に関心を向けるのではなくて、欠けている部分も含めた全体として問題を捉えていこうとするものです。
またまた、ものすごく簡単に言ってしまうと、物事を俯瞰的に見て欠けているところを認めつつ、それだけでなく満たされているところもみてみようよという考え方のことです。
ちなみに、ゲシュタルトという言葉は、ドイツ語で全体として統一された形というような意味です。
それで何がわかるの?
ストレスを感じやすい人の特徴というのは、このゲシュタルトの輪の欠けているところに目がいきがちな人ということができるのです。
自分の足りない部分にばかり目がいったり、人の行動振る舞いを観て不満に思ったりすることが多い方は、ストレスを感じやすい傾向にあると言えます。
よく反省会なんかをやると悪いことばかり反省するタイプですね。もっと良いところにも目を向けようよと言いたくなりますよね。
あなたは、欠けているところに目が行きがちなタイプ、そう自分のできないことをせめたり、反省ばかりしていませんか?
そうであるなら、意識的に、今日の良かったところは?と自分に問いかけてみてください。
まとめ
ストレスを感じやすい人の特徴を、別の角度からも考えてみました。
「ゲシュタルトの輪」の考え方を使ってみるとストレスを感じやすい人の特徴が理解しやすいですね。
もし、欠けているところに目が行きがちな人は、普段から意識的に、全体を見て、良い面に目が行くようにしていくといいですよ。
なにかお役に立ったら嬉しいです。
ではまた。