あなたの上司はサイコパスな上司ではありませんか?
いきなり質問ですみません、第28回目の朝活学習会で参加者の方が、職場で上司からいじめにあっているとの話があり、詳しく聞いてみると、その上司はサイコパスな上司ではないかなと思ったんですよね。サイコパスな上司とは、最近ではクラッシャー上司ともいわれていて、部下を潰して、業績を上げていく上司のことです。
サイコパスって何?って思われるかもしれませんね。詳しくは今日の記事で書いていきますね。
今日は「サイコパスな上司からパワハラ! その特徴と対処法」というタイトルで、サイコパスな上司にあったらどうしたら良いのかという観点から、サイコパスの特徴や対処法、そして、パワハラとはどういうことかということを書いています。
職場が働きづらいなと感じているあなたの参考になれば嬉しいです。
こんにちは、レジリエンストレーナーの長沢です。
今日は、28回朝活学習の報告です。今回のテーマは、「人生のターニングポイントとそれに関わる人・もの」でした。関係性のレジリエンス力を解説したくて設定しました。参加者一人一人から自分のターニングポイントとなる事柄など話してもらいました。Aさんの順番になった時、職場のいじめについて話されました。聞いていると切羽詰まっている様子なので、急遽Aさんの相談に。詳しく書けませんが、すぐに対処する必要があると感じたので、今できる解決策を2つお話しました。同時に、同じように職場で苦しんでいる方が多いのではないかと思い、この記事を書くことにしました。
サイコパス上司の特徴と対処法
サイコパスとは
サイコパスはパーソナル障害の一つです。人の権利を無視するのは当然、それどころか権利の侵害もしてくるのが大きな特徴です。しかし、サイコパスの特徴から、立ち回るのが上手なので、見分けがつきにくく、上役から評価が高かったりします。そのため、仕事のできる上司に多いともいわれますね。なので、単なるパワハラ上司とはちょっと違います。
僕の知っているケースでは、部下が鬱になり、その両親が訴えたことからパワハラが明るみに出ました。結局その上司は、配置換えになったのですが、なんと栄転という形で異動したそうです。それだけ会社としては、問題を認めながらもその上司は、会社に役に立つ人間という評価は変えなかったということです。
最近定着してきた感のあるサイコパスという言葉。実は職場ではけっこういると考えられています。あなたの職場にはいませんか?
サイコパスの特徴
人によって特徴の度合いも違いますし、下記のすべての特徴が当てはまるわけではありません。
- 話がうまい
状況を把握する能力が高いといわれ、自分がどのように振る舞えばよいのかわかっているので、相手に気に入られるような会話ができる。 - 利己的で自己中心的
他人に対する共感力が欠如しているので、他人がどう感じようが気にせず、自分のことしか考えない。 - 自慢話が得意
自分のことしか考えいないので、自分が一番で、他人を見下したりする傾向が強い。 - 決して自分の非を認めない
利己的で自己中心的であることから、間違いは人のせいか運が悪かったという考え方で、反省はしない。 - 結果至上主義
結果を出すためなら、人を騙したり、踏み台にしたりすることは平気で、なんでもありです。 - 嘘をつく
嘘を付くことには全く罪悪感がありません。自分の目的のためなら嘘をつこうが人を騙そうが、心が痛むことなどないのです。 - 人を操ろうとする
人に共感することもないですが、結果を出すためならどんなことも出来るので、話も上手ですし、嘘も得意なので、人を操ることはお手の物です。 - 良心の欠如
自分の行動が人を傷つけようが気にしません。部下を鬱にまで追い込めるのも人の痛みを感じないからです。 - 刺激を求める
刺激を求めます。仕事では、リスク覚悟で決断ができるので上役から評価されることが多い。
残念ながらサイコパスな上司には自覚がないことが分かりましたよね。そもそも、自分が部下を潰して鬱にしたなんていう自覚すらないのですから、指導したり努力を促したところで治らないのです。
この様なサイコパスな上司に当たってしまったら大変です。そこで、次にサイコパスな上司に当たったときの対処法について書いていきます。
サイコパスな上司への対処法
結論は自分の身は自分で守れ!です。
具体的には、合法的な手段はみんな使うくらいの気持ちを持つのがちょうどいいです。そのぐらい手強いです。それではどのような手段があるかをお伝えします。
- 情報を共有する
上司にされたことをできるだけ周りの同僚や信頼できる上司と共有していくことです。周り全体がその上司に対する目が変わってくれば、会社にも知れることになります。 - 上司の言動すべてを記録する
パワハラやコンプライアンスがこれほどいわれているのに、証拠を突きつけられて動かない会社は基本的にはありません。動かないとすればよっぽどまともではないです。 - 関連機関に相談する
本来であれば、産業医がいたり、パワハラ委員会等が会社に作られていたりするので相談することができます。それでも埒が明かない場合は、労働相談窓口、弁護士、自治体の社労士などあります。具体的な対処の仕方を教えてくれます。 - サイコパス上司と付き合わない、かかわらない
これはけっこう難しいですが、割り切って白旗を上げて部署を替えてもらう。 - 転職する
人事も助けにならないような会社なら部署を移ってもお同じようなサイコパス上司がいる可能性があるところです。いちばん大事なのは、自分の体と命を守ることです。そんな会社はさっさとやめて、転職することがよいです。 - 訴訟を起こす
全てを記録することができれば、訴訟を起こすことも可能です。このくらいやって当然です。
サイコパス上司は手強いです。基本的には、会社が守るべきことですが、サイコパスはなんといっても立ち回りが上手いのも特徴です。自分の身を守るためには合法的なあらゆる手を考えましょう。
パワハラの種類
Aさんが受けていたパワハラ(パワーハラスメント)は、人間関係からの切り離しでした。それでは、ここからは、パワハラについて書いていきますね。
パワハラとはなにか
職場でのパワハラとは、
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。(労働厚生省)
ということですが、このパワハラには6個の型があるといわれています。
- 身体的な攻撃
殴る、蹴る、叩くなどの体に危害を与えるパワハラ。ポスターで叩いてもだめですよ~! - 精神的な攻撃
侮辱、暴言など精神的な攻撃を加えるパワハラ。 - 人間関係からの切り離し
仲間外し、無視など個人を阻害するパワハラ - 課題な要求
遂行不可能な業務などを押し付けるパワハラ - 過小な要求
本来の仕事を取り上げ、草むしりなどさせるようなパワハラ - 個の侵害
個人のプライバシーを侵害するようなパワハラ。
単純に6個にまとめましたが、パワハラに当たるものはこれだけではありません。パワハラの定義に当てはまる行為であればこれ以外でも問題になります。
まとめ
先日の朝活学習会の参加者のAさんの受けているパワハラを聞いて、同じように苦しんでいる人がたくさんいるはずだと思いました。そこで、今日はパワハラに苦しんでいる人の役に立つような記事を書かなければならないなと思い「サイコパスな上司からパワハラ!?その特徴と対処法」というテーマで書きました。少しでもお役に立てると嬉しいです。
特に、パワハラをしている上司がサイコパスの可能性があるなら、とにかく自分の身を守るために合法的にできることは全てしておいたほうが良いです。
それではまた。あなたの職場が、働きがいのある職場であることを願ってます。