ストレス社会で毎日ストレスにさらされ心痛めて心が折れ、職場をやめたり、命を落とす人を一人でもなくしたいという思いから、強いストレスにさらされても心折れることなく、柔軟でしなやかな心をつくる企業研修・セミナー・レジリエンス教育(小・中・高・大学生)・レジリエンストレーニングを行っているレジリエンストレーナーの長沢です。
あなたは「ヘルプマーク」って知ってますか?最近は、電車などの優先席(専用席)のところに後付けされたようについていたり、タグをつけている方を見かけたりするようになりました。でもこのマークがどんな意味があるのかは知っている人はあまり多くないように思います。そもそも、意識しないと優先席(専用席)のマークも気にしない人が多くなった感がありますが、どうでしょうか?
そこで、今日は、「寛容なき時代にヘルプマークはその役割を果たすことができるか」いうテーマで書いていこうと思います。
寛容なき時代にヘルプマークがつなげた女子高生と当事者
このテーマで記事を書こうと思ったきっかけは、ヘルプマークに関するちょっといい記事を読んだからです。
その記事はこちらです。→「ヘルプマークを付け始めて数年、初めて声をかけてもらった――勇気づけられた女性、救いの主とTwitterで再会」
そもそも、ヘルプマークとはどういうものかと言うと
ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している患者、内部障害や難病の患者、精神障害、知的障害または妊娠初期の人等、援助や配慮を必要としていることが外見では分からない人々が、周りに配慮を必要なことを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成された、東京都によるピクトグラムである。(ウィキペディア)
ということになります。実際のマークはこちらです。
関係者以外の多くの方たちにとっては、なんとなく見たことはあるかなぐらいの印象かと思います。
お年寄りやお腹が大きくなっている妊婦さんなどと違って外からはわかりにくいけれど、手助けを必要としている人がいますよというマークです。ヘルプマークをつけている方(子供から大人までいます)をバスや地下鉄などで見かけたら席を譲るとかなにか困っている様子を見かけたら声をかけるといいですよということですね。
寛容なき時代にヘルプマークはその役割を果たすことができるか
なぜ寛容なき時代というテーマを付けたかというと、今本当に社会全体がストレスと先の見えない閉塞感でギスギスしていて、街を行き交う人達に寛容さがなくなってきていると感じるからです。学校でさえ、今は、「寛容なき指導」というくらいですから。
ほとんどの人たちが、自分こそヘルプマークをつけたいくらいだと言いたい気持ちなのではないでしょうか。そんな現代社会においてヘルプマークがその役割を果たすことができるか本当に疑問だったのです。バスや地下鉄に乗っているときに、子供が泣いていお母さんが困っている様子に直面したことはありませんか?
あの時のお母さんのいたたまれなさそうな様子や周りに気を使っている様子をどう感じていたでしょうか?
ほとんどの方は、なにか手助けできることはないかなと思っていてもできないでいるんですよね。僕も殆どの場合そうです。
でも「ヘルプマークを付け始めて数年、初めて声をかけてもらった――勇気づけられた女性、救いの主とTwitterで再会」の記事を読んで、こんな時代でもヘルプマークの役割をしっかり果たしてることがあるんだと知ったんですよね。
そもそもですが、実際に席を譲ったりすると、いい気持ちですよね。何か疲れも吹き飛んだ感じがしませんか?これって、心理学的に言うと、親切な行為をすることで自己肯定感が高まるからだと言われています。ことわざでは、「情けは人の為ならず」という言葉がありますが、まさにそういうことです。
まとめ
ちょっといい記事をよんだのでヘルプマークについてなにか書きたいと思い、「寛容なき時代にヘルプマークはその役割を果たすことができるか」というテーマで書きました。多くの人が疲れている現代社会の中でも、ヘルプマークに気がついて行動できる方がいること。そうした行動が自己肯定感を高めていくことを書きました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。